平原8度目G1制覇 寛仁親王牌 【弥彦】

西日本スポーツ

 弥彦競輪での6年ぶりのG1開催となった「第30回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は24日、最終12Rで決勝を行い、平原康多(39)=埼玉・87期・SS=が差しで勝利。優勝賞金3083万円と、年末のKEIRINグランプリ出場権を手にした。平原は大会初優勝で、G1優勝は8回目。グランドスラム達成が懸かった新田祐大は2位で入線したが、直線で斜行失格。2着は3位入線の大槻寛徳、3着には菅田壱道が繰り上がった。地元の諸橋愛は落車し携入8着だった。4日間の総売上額は79億9305万3500円(目標85億円)。

ヒーロー

 平原は弥彦でのG1優勝を「別格」と口にした。弥彦村に隣接する岩室村(現新潟市西蒲区)で中学2年まで育った。親類が駆けつけた故郷での8冠目に「震えるくらいの応援をもらって力になった。親戚もですが、親孝行できたかな」と喜んだ。ゴールから数十分後、夕闇迫るバンクに写真撮影のため姿を現した平原を、多くのファンが待ち受け、スタンドから手を振った。ヒーローも優勝牌を誇らしげに掲げて見せた。

 レースは2分戦。「ほとんど北日本と関東の戦い。前を取った方が突っ張る」との読み通りだった。北日本の新山が前受けし、関東の吉田を赤板から突っ張った。赤板1角で吉田は外に浮き、関東勢のピンチ。だがそこは“最強オールラウンダー”とうたわれる関東の大黒柱。平原は「吉田君を援護しようと」と北日本4車の3番手を外から強奪。吉田を迎え入れて関東で3~5番手を確保。吉田の1半捲りは新田の番手捲りに合わせられ不発となったが、終BSでは先頭の新田の番手という平原にとって絶好の位置になった。

 取手の全日本選抜で優勝して以来、G1制覇は4年8カ月ぶり。今年も落車が続き「まったく良くならなかった半年間だった」と苦しんだ。だが、練習仲間の宿口陽一が6月の宮杯でV。「関東を自分だけで背負っている感覚がなくなって肩の荷が下りた」と気持ちに余裕ができた。12回目となるGPでは、宿口との埼玉ラインが実現する。「楽しみなレースになりそう。もっと状態を良くしたい」。初めて同県連係でGPに挑む平原が、初の輪界頂点へ加速する。(野口雅洋)

PR

競輪 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング