千賀が骨折しなかった訳、松葉づえを使うのをやめた訳

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ロッテ7-15ソフトバンク(25日、ZOZOマリンスタジアム)

 ソフトバンクの千賀は6回3失点で、6年連続となる10勝目を挙げた。4月に左足首靱帯じんたい損傷の大けがを負って、前半戦はわずか1勝。それでも後半戦は低迷するチームの中でエースの自負を見せた。

【メモ帳から】

 「柔らかい体に生んでくれた両親に感謝です」。4月6日の日本ハム戦で左足首の靱帯(じんたい)を損傷した千賀は口にする。ライナーを捕球した際にひねった負傷箇所は、人並み外れた柔軟性がなければ、骨折しても不思議ではない曲がり方だったという。

 足首と同様に柔軟な肩に負担をかけることもあり、松葉づえは早々と使用をやめた。そのため、患部をギプスで固定した生活の苦労は人一倍だった。待ち望んでいた歩行許可が出ると、今度は「足を地面に着けるのが、めちゃくちゃ怖かった」と不安にかられた。

 5月18日。病院で医師に見守られ、90キロ近い体重を左足にそっとかけた。「うわっ、歩けている」。東京五輪の金メダルと6年連続の2桁勝利は、最速161キロの剛腕がおそるおそる踏み出したあの一歩から始まった。(ソフトバンク担当・鎌田真一郎)

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