進退悩む内村航平に五輪3連覇の野村氏が響く言葉

西日本スポーツ

 体操男子で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪の個人総合を連覇した内村航平(ジョイカル)が27日、東京都内で行われた所属先のイベントに参加し、柔道男子60キロ級で五輪3連覇を果たした野村忠宏氏との対談で進退について相談した。

 32歳の内村は生まれ故郷の北九州市で24日まで行われた世界選手権の種目別鉄棒で6位。大会後の会見で今後について「休んでからいろんなことを考えたい」と話していた。

 29歳のときにアテネ五輪で3連覇した後、40歳まで現役を続けた野村氏から「心の限界がくるときか体の限界がくるときか、やめる理由を見つけるまでは大好きな柔道をとことんやろうと思った」とベテランになってからの心境の話を聞くと、内村は「まさに思っていることが同じ。本当にやめたいとは1ミリも思っていないけど、代表である自分が内村航平というのがある。そのプライドを取っ払えたら長くできるだろうし、ここで終わってもいいだろうし。最後に決めるのは自分なので考えて考え抜いて決めようと思う」と語った。

 さらに野村氏から「35歳、40歳になった内村選手が技の難度を落としてもきれいな演技でばちっと着地をしたら格好良い。ぼろぼろまであがく内村航平を見たい」と熱望された体操界のキングは「新たに考える選択肢が増えた」と笑った。

 対談は内村が「五輪で2連覇した大変さを知っているので、3連覇した人は神以上。どうやったらそんなになれるのか」と熱望して実現。野村氏が「五輪に関しては3回ともいいコンディションで調整でき、2回目より3回目の方が安定感が増した」と明かすと、内村は「五輪に呼ばれている人だなと。僕は本当に五輪が難しく、五輪でいい感覚ってリオの個人総合決勝の鉄棒だけで、それ以外は良くなかった」とここ一番でピークを合わせたことへの尊敬の念を抱いた。対する野村氏も「よくなくても金を取るやん、って話。7割の力を出せば金を取れるっていう余裕を練り上げてつくりあげているのがチャンピオンの器であり、連覇できる大事な要因なのかな」と称賛した。

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