阪神で引退の中田賢一がコーチでソフトバンク復帰、新体制に3軍投手担当で入閣

西日本スポーツ

 今季限りで現役引退した阪神の中田賢一投手(39)が、来季は指導者として3年ぶりにソフトバンクに復帰することが29日、分かった。3軍投手コーチとして、発展途上の若い才能を育てる予定だ。通算100勝を挙げた北九州市出身のタフネス右腕は、古巣に戻り17年の現役生活で培った経験と技術を注入していく。

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 来季、球団が選手育成の強化により注力する3軍になじみの顔が心強い「新戦力」として戻ってくる。今季限りで現役生活に終止符を打った阪神の中田が、来季は3軍投手コーチとして3年ぶりにソフトバンクのユニホームに袖を通すことになった。

 北九州市出身の中田は、北九大から2005年にドラフト2巡目で中日に入団。9年で61勝を挙げ、国内フリーエージェント(FA)権を行使して14年にソフトバンクに加わった。同年は11勝をマーク。通算100勝を達成した18年までプロ入りから14年連続で白星を挙げた右腕はソフトバンクで6シーズンを過ごし、20年に阪神へトレードで移籍していた。

 2シーズン在籍した阪神では未勝利に終わったものの、登板に向けて常に愚直に準備を続けてきた。ユニホームを脱ぐにあたり、球団からは引退試合の打診を受けた。固辞し実現はしなかったものの、その一連の出来事から球団の中田への信頼、そして中田の実直な人柄がうかがえる。

 ソフトバンクは育成システムの強化を進め、来季からは3軍の拡充を掲げて試合数も増やす方針だ。今ドラフトでは育成選手に史上最多の14人指名。所属選手が増加したことに伴い、今季は1人だった3軍投手コーチも増員する必要が生まれた。プロ17年で1500イニング以上投げてきたタフネス右腕の経験や培ってきた技術を、未来の若鷹に落とし込んでいくことになる。

 また3軍監督には、1軍ヘッドコーチや3軍発足時にも指揮していた経験豊富なプロ担当スカウトチーフの小川史氏(61)が就任することになった。Bクラスから常勝軍団の再構築を誓うチームにとって若手の成長は不可欠。底上げへの盤石布陣は整いつつある。

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