福岡の好結果を導く新システム「一つ進歩したかな」長谷部監督

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第34節 福岡1-0大分(3日、ベスト電器スタジアム)

 アビスパ福岡がホームで大分トリニータを1-0で破り、開幕前の目標に掲げていた勝ち点50に到達した。前半32分にジョン・マリ(28)のヘッドで先制。そのリードを守り切って4試合ぶりの勝利を飾るとともに、今季の最後の「九州ダービー」を白星で締めた。大分は4試合ぶりの黒星を喫し、順位は降格圏内の18位で変わらず。残留圏内の16位清水との勝ち点差は4となった。

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 圧巻の身体能力で決めた。前半32分。マリが左からのピンポイントのクロスに対し、相手DFのマークを巧みにブロックしながら頭で合わせた。「自分の力で勝ち点3を取れたことはうれしい」。ホームを歓喜に包んだ今季自身5点目に満足そうだった。

 福岡は前節の札幌戦に続き、奈良、ドウグラスグローリ、宮による3バックを採用。固い守備からの速攻という狙いだ。1点リードした後半は、システムを変えて攻撃的になった大分の攻めをがっちりと受け止めた。攻撃では追加点が奪えなくとも、冷静なカウンターで相手を脅かした。

 2試合続けて無失点を達成し、シュート数も2戦連続で2桁に到達。結果につながった新システムについて、長谷部監督は「出来はまずまず。前回(札幌戦)に比べたら得点も取れた。一つ進歩したのかな」と前向きに振り返った。

 かつては守備が乱れてJ1の壁にはね返されてきたクラブは、リーグ5位タイの34失点という安定感を手に入れた。堅守をベースとしたサッカーで確かな爪痕を残し、ついに目標の勝ち点50に手が届いた。長谷部監督は「やることをやって、勝ち点を積み上げ、やっとここまできた」と感慨を込めた。

 もう一つの目標は10位以内。8位の福岡は残り4試合で11位のC大阪と勝ち点5差をつけている。上だけを目指して走る長谷部アビスパは止まらない。(松田達也)

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