清水史上初大会4連覇 開設記念 【防府】

西日本スポーツ

 防府競輪のG3開設72周年記念「周防国府杯争奪戦」(優勝賞金381万円)は最終日の3日、最終11Rで決勝を行い、清水裕友(26)=山口・105期・SS=がロング捲りの宮本隼輔マークから直線で差し切り、大会4連覇を達成した。清水のG3優勝は昨年11月のこの大会以来7回目。2着は宮本、3着は山下一輝で、地元の山口勢が確定板を独占した。4日間の総売上額は約56億7300万円と、目標52億円を超える盛況だった。

■ヒーロー

 大勢のファンが見守る中、地元のヒーローが重圧をはね返して偉業を成し遂げた。「今までで一番うれしかった。情けないことに喜び過ぎました」。ゴール後は両手を離してのガッツポーズでバンクを周回。ホームスタンドにヘルメットも投げ込んだ。

 レースは清水が「全力でSを取りに行った」と、まずは1番車の仕事を果たして中国勢が前受け。青板バックでは北日本がカマシ気味に切り、赤板では単騎勢を含め4人が中国勢の前に出た。だが「(宮本)隼輔が落ち着いて対応してくれた」。宮本は打鐘後に徐々に加速して終2角では先頭。「前が掛かっていたところを隼輔が仕掛けてくれた。ビリビリきた」。同郷同学年に快スピードをもらって、「終3角では地元3人で決まるかなと思った」。あとはその信頼する宮本をきっちり抜いて、V4を達成するだけだった。

 4日制記念初の大会4連続優勝は「まさか1回目に4連覇できると思っていなかった。不思議な感じ。入る前に初と知って、誰もできないことをやろうと思った」と優勝だけに照準を置いた。さらには「連日すごい応援で、地元じゃないと味わえないうれしさがあった。山口以外の選手からも『防府のお客さんは温かいね』と言ってもらってうれしかった」と地元愛の強い若武者は感謝感激した。

 地元ワンツースリーという最高の結果は、清水のGP出場をほぼ確定させることにもつながった。「タイトル獲得が目標なんで、まずは競輪祭。でもきょう一日、うれしさに浸りたい」。史上初を成し遂げた男が、地元ファンにパワーをもらってさらに大きく飛躍する。 (野口雅洋)

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