「元祖熱男」自任 新任の村上打撃コーチは「歌って踊れる」監督評価

西日本スポーツ 長浜 幸治

 みんな目立ちたがり屋になれ!! ソフトバンクの村上隆行1軍打撃コーチ(56)、長谷川勇也同コーチ(36)ら新任、復帰のコーチングスタッフが3日、ペイペイドームで就任会見を行った。4位に終わったチームの立て直しに向け、村上コーチは好機に強い打者の育成に重点を置くことを強調。「自分が目立ちたいという気持ちになってほしい」と求めた。4日に始まる宮崎秋季キャンプから野手陣の強化に挑む。

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 故郷福岡に帰ってきた新打撃コーチは、就任会見から「村上色」全開だった。「人一倍明るいので。僕が“元祖熱男”なんですけど、熱男(松田)はいるので。それがタッグを組んだらアツアツ男になっちゃう」。近鉄の主力だった現役時代をよく知る藤本監督が「歌って踊れる(野球も加えて)三拍子そろった選手だった。ベンチを明るくしてくれるコーチがいるのはいい」と期待した通り“つかみ”はOKだった。

 明るさこそが常勝軍団復権の鍵とみる。今季中日の巡回打撃コーチを務めた村上コーチが見たソフトバンクの印象は「今年に関しては少しおとなしくなったのかな。それが成績にもつながっているように見えた」。他球団から見えた違和感を率直に語った。

 今季のソフトバンクはチーム打率、得点ともリーグ2位。Bクラスの4位に沈んだのは接戦での勝負弱さが一因だった。1点差ゲームは8勝19敗。村上コーチは「競った場面での一打が重要になる」と分析し、必要なことに「目立ちたがり精神」を挙げた。

 「自分が目立ちたいという気持ちになってほしい。そうなればチャンスの場面で『よし、俺が』となれる。そこで引いちゃうと打てない。自分をどんどんさらけ出して。そういうメンタルのつくり方もアドバイスできればいい」。全員が主役を目指す精神こそが、チャンスをものにする秘訣(ひけつ)と捉える。

 現役時代は誰よりもバットを振り込んだ長谷川コーチも、別の角度から精神面の重要性を指摘する。「僕は練習量が必要だと思ってやっていたけど、強制することはない」と前置きした上で「野球を15年やってきた先輩として、やった方がいいよとは言います。やれとは言わないけど、やった方がいいと。放っていてもずっと振っているような状況になればいい」とプロ意識を説いた。

 技術面では両コーチとも下半身強化を求めた。ベクトル、キャラクターは違っても、新打撃コーチ2人に共通するのは熱量の高さ。晩秋の宮崎で“アツアツ”キャンプが始まる。(長浜幸治)

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