ホークス打線再構築へ藤本新監督が口にした「急務」選手名挙げ改革意欲

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 求む、右打者!! ソフトバンクの藤本博史監督(57)が3日、宮崎秋季キャンプのテーマに右打者の強化を掲げた。今季チームの規定打席到達者は4人でうち3人が左打者。相手先発が左投手でも1~4番まで左打者がスタメンに並んだ試合もあり、右打者の育成を「急務」と表現した。この日は宮崎入りし、チーム宿舎での1、2軍の首脳陣ミーティングで方針を共有。4日に始まる秋季キャンプで覇権奪回を期す来季の土台を築く。

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 覇権奪回への第一歩を本格的に踏み出す。4日からの「鍛錬の場」を前に、藤本監督は1、2軍の首脳陣とミーティング。「4位に終わって、秋はしっかりできる期間がある。個々のレベルアップと来年戦うための土台づくりを重点に取り組む」と目的を共有した。

 野手出身の新監督には今季の戦いで気になる点があったという。「左(投手)が(相手の)先発で(ソフトバンクが)1番から4番まで左打者では、相手も楽ではないかと思っていた」。指摘したのは、左打者に偏りがちだった打線の構成についてだった。

 今季チームの規定打席到達者は4人。打率3割台をチームで唯一記録した柳田、60試合で4番に座った栗原、中村晃の3人は左打者で、右打者は捕手の甲斐だけだった。右打者はグラシアルの長期離脱、松田や今宮の不振もあり、左打者が多く並ぶ試合が目立った。

 今季は左の先発と対戦した41試合は20勝14敗7分けの勝率5割8分8厘ながら、うち上位の1~4番に左打者が並んだ6試合は2敗4分け。藤本監督は「この間に右(打者)が1人入れば嫌じゃないかと。そういうことを考えたら、右のレギュラーになれる打者をつくるのが急務」と強調した。

 右の「強化指定選手」の名前も口にした。「佐藤(直)、真砂あたりはレギュラーを目指して頑張ってほしい。野村もいますけどね」。就任会見では来季4年目の水谷の名も挙げており、成長株のリチャードとともに、1軍で戦える右打者の育成に注力する構えだ。

 野手は第2クール以降にA、B班に分けるが、新任コーチには「10人おったら、10人打撃は違う。そこに合った指導をお願いしたい」と選手の特徴の把握を最優先させる。さらに「まずみんなと話をして、どの方向に進んでいくか、どういう選手になっていくかを話したい」。右打者はグラシアルとデスパイネの退団も濃厚で、「急務」に全力で取り組む。(鎌田真一郎)

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