柳田が来季主将へ 4年ぶりキャプテン制復活で藤本監督が指名

西日本スポーツ

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が来季のキャプテン就任を打診されていることが4日、分かった。藤本博史監督(57)は4年ぶりにキャプテン制を復活させる方針で、経験も実績も十分な柳田を指名。誕生すれば、球団では内川聖一(現ヤクルト)が2015~18年に務めて以来となる。新体制の船出に合わせて、チームの大黒柱をキャプテンに据えて覇権奪回を狙う。

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 来季をにらむ藤本新監督は、チームの幹を固める一手を打っていた。秋季キャンプの初日を終え、「考えています」と明かした球団4年ぶりとなるキャプテン制の復活。「まだ決定していませんけど、その方向でいろいろ進めています。(本人にも)話しています」と候補者への打診も済ませていることを明かした。

 「引っ張ってもらいたいやつが僕の頭の中でいるので。その人にやってもらおうと思っている。そいつに引っ張ってもらったら、みんなついてくると思う」。個人名こそ明かさなかった。それでも、誰もが認める中心選手であり、藤本監督にとっても入団直後から球界屈指のスラッガーになる過程を見守ってきた柳田を指していることは明らかだった。

 2日にペイペイドームで行われた全体練習では、来季に向けた方針を各選手からヒアリングする「面談」を柳田とも行っていた。監督就任直後、キャプテン制については「そういうのをやったら、逆に重荷になるんじゃないか」と否定的だった。一方で、柳田については「あの明るさで引っ張ってくれたら」と期待をにじませていた。

 就任となれば秋山幸二小久保裕紀、内川聖一と、いずれも通算2000安打を放ち、名球会入りしてきたバットマンの系譜を継ぐことになる。2015年にトリプルスリーを達成し、2度のMVP、首位打者にも輝いた球界を代表するスラッガー。経験も実績も積み重ねた33歳が大役を背負う条件は十分に満たしている。

 柳田にとってキャプテンの肩書は、アマチュア時代を通して野球人生で初めて。両アキレス腱(けん)の不調でリハビリ組で調整していた今年3月、タマスタ筑後ではU-18(18歳以下)日本代表で主将歴のある九鬼を横目に、「キャプテンやったことないん打法」と絶叫しながら柵越えを連発する姿もあった。

 藤本監督はこのオフは柳田に休養を優先させた。「2月1日の春季キャンプには、いつでもシーズンに入れる形で来てほしい」と伝えているのもキャプテンを託すからこそ。固い絆の師弟ラインで、覇権奪回のかじを取る。

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