「次代の柱」HKT48上島楓が卒業へ 「やりたいこと見つけた」1月7日卒業公演

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の5期生でチームHの上島楓(20)が6日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開かれた公演で、グループからの卒業を発表した。具体的な進路については明かさなかったが、「この3年間を通して、本気で自分がやりたいと思えることを見つけた」と説明した。今年4月、同期に先駆けて正規メンバーに昇格した4人に名を連ねており、今後のHKTを背負う柱の一人として将来を嘱望されていた。来年1月7日に卒業公演を行う。

 「HKT48を卒業します」。震える手でマイクを握り直した147センチの「小さな大器」の報告に、声にならない衝撃が劇場に広がった。「これからの10年」の一端を担うと期待されていた新星のまさかの決断。同期の竹本くるみの嗚咽(おえつ)が響き、村上和叶も号泣のあまりステージを一時離れる中、言葉を続けた。

 「自分勝手な発表をしてしまって申し訳ないです」。真面目な上島らしく謝罪も織り交ぜながら「昨日今日、決めたわけではなく、何度も話し合って最後は自分で決めた。自分なりに感謝の気持ちを真剣に伝えられるような活動をして、何か一つでも役に立って卒業したい」と思いを伝えた。

 「師」として活動を支えてきた2期生の上野遥は事前に相談されていたようで、優しい表情で見守った。まな弟子の決断を「メンバーやスタッフさんに何回も相談している姿を見ていて、決意がすごくあった」と理解を示し、「自分勝手ではないと思うし、ここに入ったからこそ新しいことを見つけられたということで、きっとみんな背中を押してくださると思う」と声を震わせた。

 上島は最後の礼を終えて同期の市村愛里らと抱き合った後、上野と一緒にステージを巡り、涙を流すファンに手を振った。「この3年間、きらきらしていて夢みたいな毎日を皆さんがつくってくれた。何か恩返しができるような活動がしたい」。深々と頭を下げ、かけがえのない絆を築いた先輩とともにステージを後にした。

 愛知県出身の上島は2018年11月26日から活動をスタート。きびきびとしたダンス、大きな目と朗らかな笑顔が特長で、同期の中でもトップクラスの人気を集めた。今年7月に開催された、HKT48の人気楽曲上位50曲を決める「リクエストアワー」では、1位に輝いた5期生の「真っ赤なアンブレラ」の最前線のポジションを担当した。

 人見知りだがまっすぐな人柄でメンバーの信頼も厚かった。上野らの薫陶を受けてパフォーマンスを磨き、20年3月に当時研究生ながら13枚目シングル「3-2」で、初めて表題曲を歌う「選抜」に入った。

 続く14枚目シングル「君とどこかへ行きたい」でも、4期生以降で構成した「みずほ選抜」に入った。

 昨秋と今春にはコントユニット「大人のカフェ」とのコラボレーションコント劇にも出演。「優等生キャラ」の殻を破ってアドリブを入れるなど、先輩も驚く成長を見せていた。(古川泰裕)

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