2発6打点の大暴れで明豊打線けん引 その名は嶽下桃之介

西日本スポーツ 前田 泰子

 高校野球の秋季九州大会(第149回九州大会)は7日、鹿児島市の平和リース球場などで1回戦5試合を行い、秋の大会で4年連続の4強入りを目指す明豊(大分)が前原(沖縄)に14-4の7回コールドで快勝した。5番の嶽下桃之介(2年)が、2本塁打と適時三塁打で6打点を挙げて打線をけん引。九州国際大付(福岡)は鹿児島城西を6-4で破り準々決勝進出を決めた。

 初日に引き分け、この日再試合となった大島(鹿児島)と大分舞鶴の対戦は3-2で大島が勝利。佐賀商、長崎日大も初戦を突破。8日は休養日で9日に準々決勝が行われる。

   ◇   ◇

 悔しい春と夏を味わった男が、来春の甲子園を懸けた大会で底力を発揮した。明豊の5番嶽下だ。初回の1打席目で先制3ランを放つと、3回には中越えの適時三塁打。さらに4回にはダメ押しの2ランを放った。川崎絢平監督も「思い切りがいい子なので、チームに勢いを与えるバッティングをしてくれた」とその活躍に目を細めた。

 九州大会予選の大分大会では調子が上がらず、打撃フォームを試行錯誤してきた。「自分のフォームを確立させたことで打つことができました」。トップの位置を下げライナーを打ち返すよう意識すると変化球が打てるようになり、この日の大爆発につながった。

 「桃之介」という名前は4歳上の兄の蔵之介さんが童話「桃太郎」の大ファンだったことから。勇ましい名前だが「チャンスで打席が来るとすごい緊張してしまって」と、ここまで大舞台で力が出せずにいた。

 昨秋の九州大会は試合出場していたが、それ以降は左肩や脇腹の故障もあり、準優勝した今春の選抜大会、夏の甲子園とベンチに入れずアルプススタンドで応援した。「すごく悔しかったので、この大会にかける思いは人一倍あります」と力を込める。

 悔しさをバネにして「精神的にも成長した」と川崎監督が認める成長株。「九州大会では絶対に打とうと思っていた。次も打って勝ちます」。頼もしい5番打者が、4年連続4強入りへチームを引っ張っていく。(前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング