藤本新監督が挙げた今キャンプ「打」のキーマン2人の名前

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が9日、上林とリチャードを「打」の強化指定選手に挙げた。練習が本格化した宮崎秋季キャンプ第2クール初日は1時間半を超える特打を実施。2人は最後までグラウンドに残り、「日課」のロングティーを行った。特打には当初予定のなかった栗原が志願して参加するなど、来季に向けて若手野手が早くも目の色を変えている。

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 豪快な場外弾が特打終了の合図だった。藤本監督自らがトスしたボールをリチャードが鋭く振り抜くと、打球は左翼の芝生席の先まで届いた。ロングティーのノルマに課した「柵越え50本」を終えた22歳に対し、藤本監督は柔和な笑みを浮かべた。

 午後2時半に始まった特打にはリチャードのほか、栗原、三森が参加した。「疲れているところで何本(振れる)かというところやから」と指揮官が口にしたように、3人は1時間以上にわたり黙々とバットを振り続けた。インターバルはわずかに10分。最後のロングティーには特守に参加していた上林も合流。全メニューが終わったのは日が傾き始めた午後4時すぎだった。

 「思うようにできたんじゃないかな」。練習後に取材対応した藤本監督は第2クール初日の手応えを口にした。その上で、今キャンプの「打」のキーマンに2人の名前を挙げた。今年9月に1軍デビューし、7本塁打を放った成長株のリチャード。そして3年連続で打率1割台に終わり、悔しい思いをした上林だ。

 「(2人は)ほぼ強化指定選手。(リチャードは)今はしっかり振ることを意識付けさせないと。上林は守備はある程度までいっている。打つ確率を良くすることがメイン」。今後も全体練習後のロングティーを毎日課すことも明かした。

 もちろん、ほかの野手も黙ってはいない。栗原は自ら志願して特打に参加した。「栗原と(甲斐)拓也と(中村)晃にはある程度、練習は入ってもらうけど個別はしたかったら言ってこいと伝えていた」。今季初めて全試合に出場し、本塁打、打率で柳田に次ぐチーム2位の成績を残した「主力」である栗原の意気込みに藤本監督は頬を緩めた。

 早くも来季に向け火花を散らす若手野手に対し、指揮官は「どんどん競争してもらえれば」と歓迎する。今季リーグ4位に沈み、世代交代期にさしかかる中、若手野手の熱い戦いはチームの明るい希望となる。(長浜幸治)

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