九州大会を圧勝した九州国際大付のすごみ 楠城監督の自信の理由とは 明治神宮大会は初出場

西日本スポーツ 前田 泰子

 高校野球の秋季九州大会(第149回九州大会)は12日、鹿児島市の平和リース球場で決勝が行われ、九州国際大付(福岡)が大島(鹿児島)を12-6で破り、2018年春以来3度目の優勝を果たした。2回の白井賢太郎(1年)の満塁本塁打など15安打で3試合連続となる2桁得点を奪った。大島も1-12の9回に5点を奪って意地を見せた。優勝した九州国際大付は明治神宮大会(20日から6日間、神宮)に初出場し、1回戦でクラーク(北海道)と対戦する。

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 地元鹿児島の大島が相手でも、自慢の打線は止まらなかった。2回に白井の満塁本塁打などで8得点と序盤から大量リードを奪い、15安打で12得点の圧勝。アウェーな雰囲気を吹き飛ばし、九州国際大付が3戦連続2桁得点で優勝を決めた。

 打者12人を送り込んだ2回は2アウトからビッグイニングをつくり、「つなぎがうまくできている。6番打者(の白井)がよく打った」と楠城監督はうなずいた。投げては九州大会初先発の野田が7回1失点と力投。投打がかみ合った。

 九州大会は全4試合で2桁安打と本塁打を記録。計6本塁打で、準々決勝から3戦連続で満塁本塁打が出た。43得点の破壊力に加え、楠城監督は「前半にリードして試合を優位に進められるのが心強かった」と試合運びのうまさも口にした。

 秋の福岡大会を含めた11試合のうち9試合で1回に先制。先制されたのは鹿児島城西との九州大会初戦だけだ。「満塁本塁打が多く出たのもみんなでつないだから。一発狙いではなく、つなぐ意識がある」と主将の野田は豪打の秘密を話す。

 学年を超えたチームのまとまりも強さの要因の一つだ。打撃投手を務める前エースの山本大揮ら3年生が同行して練習をサポート。野田主将はベンチ外の選手ともコミュニケーションを重ね、現チームでは選手間の“温度差”がなくなった。

 「甲子園に行く」。ベンチ外の選手と誓い合った野田主将は、帽子のつばに「約束」と書き込んで九州を制した。「自分たちの持ち味の打撃を神宮でもしっかり見せつけたい」。次は全国の強豪が集まる明治神宮大会で頂点を狙う。(前田泰子)

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