栗原が背番号変更で着ける「24」の意味 今季は打撃3部門で自己最高

西日本スポーツ

 ソフトバンクの栗原陵矢捕手(25)の背番号が来季から「24」に変更されることが12日、分かった。今季限りで現役を引退して、指導者に転身した長谷川勇也1軍打撃コーチ(36)が背負っていたホークスを代表する左の巧打者の証しでもある。レギュラー定着2年目で自身初の全試合出場を果たしたほか、打撃3部門で自己最高を記録した飛躍のシーズンを経て、鷹の「打撃職人」の魂を引き継ぐ。近日中に球団から正式発表される。

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 偉大な先輩が快音を奏でた「24」を継承する。打線の軸を担うまでに成長した栗原が入団から背負った31番を“卒業”して、今季限りで現役に別れを告げた長谷川1軍打撃コーチの思いを受け継ぐ。シーズン終了後、栗原が長谷川コーチに直接引き継ぐことを願い出て、承諾された。

 栗原にとって、長谷川コーチは大きな存在だ。飛躍のきっかけは、中村晃に弟子入りした2018年オフからの自主トレだった。卓越した打撃技術やプロとしての姿勢なども教わり、今も変わらず尊敬の思いを抱く。その中村晃が師事したのが長谷川コーチで、ヒットメーカーの系譜が脈々と続いている。

 栗原自身も「(長谷川コーチから)技術的なものはもちろんですが、打者としての心構えなどをたくさん教えていただきました」とかねて話していた。“直系”の後継者だからこそ、栄えある番号を受け継ぐのにふさわしいバッターだ。新たな好打者の育成を目指す立場になった長谷川コーチも、栗原の成長をさらに促すために技術を伝えていく役割を担う。

 今季の栗原は、主に中軸に座って打線をけん引した。東京五輪では内外野を守れるユーティリティーとして日本代表にサプライズ選出されて、悲願の金メダル獲得に貢献した。レギュラーシーズンでも打率2割7分5厘、21本塁打、77打点といずれも自己最多をマークした。

 野手の世代交代を図るチームにとって、25歳の栗原にかかる期待は膨らむばかりだ。藤本監督も来季の打順構想について、4番に外国人選手を配置した上で「脇を固めるのが柳田や栗原であればいいかな」と5番で起用する考えを示唆している。新体制でもレギュラーとして、その背中に熱い視線が注がれている。

 宮崎秋季キャンプではさらなるレベルアップを見据え、連日のように精力的にバットを振り込んでいる。リーグ優勝&日本一奪回への重要なピースを担うため、輝かしい先輩の背中を追い掛けていく。

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◆ホークスの背番号24

 前身のダイエー時代などは下柳剛ら投手が続いた背番号「24」だが、近年は球界を代表する左右の巧打者のナンバーだ。

 2011年は横浜(現DeNA)からFA移籍した内川聖一が着用。同年は打率3割3分8厘で史上2人目のセ・パ両リーグでの首位打者に輝いた。翌12年からは長谷川勇也が背負い、13年には今も球団記録のシーズン198安打をマークしたほか、打率3割4分1厘を記録して首位打者を獲得。今季までの10シーズンで、打撃技術と抜群の勝負強さを発揮してきた。

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