「お米大好き」甲斐おかわり我慢「ちょっと太りすぎやからね」藤本監督

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ソフトバンクの甲斐拓也捕手(29)が16日、今オフは減量に取り組むことを誓った。今季は12本塁打、44打点とキャリアハイの成績を残した一方で、打率は2割2分7厘と低迷、リーグワーストの142三振を記録するなど課題も残した。チームは8年ぶりのBクラス。正捕手としてその責任も痛感しており、来季の巻き返しへ向けて、まずは自らの食生活から見直す覚悟だ。

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 甲斐の表情には、充実感が漂っていた。第3クール最終日の16日は、打撃メニューなどを精力的に行いキャンプを打ち上げ。「いい時間を送ることができた」。今キャンプは野手メニューに加わりバットを振り込んだが、同時に別プロジェクトも進行していた。

 「ちょっと太りすぎやからね。このキャンプで3キロ痩せて帰そう」と、藤本監督は本人と話し合った上で、甲斐に減量を課していたことを明かす。打撃練習などに加えて、甲斐は連日20分間のランニングの後、体幹トレーニング。最後は20分間、自転車型トレーニング器具で汗を流した。

 チームがBクラスに沈んだ今季、甲斐はリーグワーストの142三振を喫した。屈辱のシーズンを振り返り「思った以上に体重が増えてしまっている」と、自らの体を見つめ直し秋季キャンプに臨んだ。藤本監督やコンディショニング担当とも話し合い、減量を決断。現在の体重や目標こそ明かさなかったものの、充実の表情が宮崎で体をいじめ抜いた効果を物語る。

 来季の巻き返しへ向けて、オフの自らに課したのは“おかわり禁止令”だ。思った以上に体重が増えてしまっていた原因について「(無意識に)食べちゃうんでしょうね」と分析。「単純にお米が大好き」と話す正捕手は「しっかり考えて頑張りたい」と、オフはトレーニングと並行して食事制限も自らに課し来季への準備を整えていく覚悟だ。

 すべては今季味わった屈辱を晴らすためだ。「悔しいシーズンだった。来年にぶつけられる気持ちで今のうちに取り組んでいきたい」。球団の捕手としては野村克也城島健司以来の全試合出場を果たした一方、リーグワーストの三振数を記録しチームも低迷。「オフは自分次第で変えられる」。来季ベストパフォーマンスを出し続けるため、今オフは自らを律する。

 ベテラン高谷が今季限りで引退し、扇の要としてより責任感は増している。「キャッチャーなのでリーグ優勝、日本一で終われることが一番最高な形」。日本一に返り咲くためなら、おかわりも我慢できる。(鬼塚淳乃介)

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