ムネリン、鷹の背番「52」後輩リチャードに壮大記録を期待 達成でご褒美も

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ソフトバンクや大リーグで活躍し、今季は独立リーグ、ルートインBCリーグの栃木でプレーした川崎宗則内野手(40)が20日、ソフトバンクのリチャード内野手(22)に来季、背番号と同じシーズン52本塁打を期待した。ホークスで自身が背負った52番の後継者は、今年9月に初昇格し、7本塁打をマーク。面識もある大砲に、来季のアーチ量産を求めた。

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 明るいムネリン節で、背番号52の後輩にエールを送った。川崎が「リッチーも頑張っているので、僕はあれ(要求)しませんけど…」と言いながら課した来季のハードルは、相当な難易度だった。

 「52本のホームラン。背番号の52本をリッチーが打ってくれると思う」

 今季パ・リーグ本塁打王の杉本(オリックス)でさえ32本。シーズン52本はNPB歴代6位タイとなる壮大な記録だが、リチャードの高いポテンシャルを知るからこそ川崎は口にできる。台湾でプレーしていた2019年、リチャードが同地でのウインターリーグ(WL)に参加。当時育成選手だったリチャードは本塁打と打点の2冠に輝いた。以来、「リッチー」と呼んで気にかける52番の後継者は昨季開幕前に支配下登録され、今季は9月の1軍昇格以降、プロ初を含む7本塁打をマークした。

 川崎も「素晴らしい長打力という魅力のある選手。来年は今年以上に飛躍できるのでは」と期待を寄せる。WLで「リチャード専用」として大量のフライドチキンを差し入れた思い出を踏まえ、ノルマ達成の“ご褒美”も設定。「52本のチキンを『リッチキ』としてプレゼントしたい。(リチャードは)食べるのが大好きなので」と笑った。

 川崎は20日、福岡県久留米市で開催された「JA全農WCBF少年野球教室」で王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーとともに講師を務めた。シーズン55本塁打を放ち、大砲候補としてリチャードを熱血指導する恩師と語り合い、「元気な王会長だったので少し安心した。僕にはプロで初めての1軍監督なので、18~20歳のころを思い出してうれしかった」と話した。「来年はどうなるか分かりませんが」と前置きしつつ、「今年は盗塁を10個できたので、来年は20個を目指したい」と意欲を示す。

 「背番号52も非常に似合っているし、大好きな選手なので応援している」。来オフ、リチャードは大量の「リッチキ」をかぶりつけるか-。不惑を迎えても野球への情熱は衰えないムネリンは「タカの元気印」を引き継ぐ後輩の大ブレークを楽しみにしている。(伊藤瀬里加)

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