ビックカメラ高崎が3年ぶりV 大谷翔平の後輩が2戦連発!

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆全日本総合女子ソフトボール選手権決勝 ビックカメラ高崎4-1豊田自動織機(21日、栃木・美原公園)

 今季の日本リーグを制したビックカメラ高崎が12年ぶりに2冠を達成した。東京五輪金メダルのエース上野由岐子が午前中に行われた準決勝(4-1デンソー)に続いてリリーフ登板し、2試合続けて勝利投手に。投の立役者となった。

 一方で打の立役者は米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平の後輩にあたる岩手・花巻東高出身の22歳、工藤環奈だった。準決勝では1点先制された直後の2回、甘く入った直球を捉えて右翼フェンス越えの同点ソロ本塁打を放った。決勝でも同じ第1打席の3回、ライズボールに反応して中越えの先制弾。2戦連発に「昨日(20日)まで全然打てず、少しでも(打ちたい)と思って思い切って振った。本塁打につながって良かった」と安ど交じりの笑みを浮かべた。

 大谷と同じ右投げ左打ちのスラッガー。2018年のアジア女子ジュニア選手権では大会最多3本塁打を放ってMVPに輝いた。今季米メジャーリーグでのア・リーグでMVPに選ばれた大谷のことは当然「すごいと思った。尊敬するし、負けないように頑張ろうと思う」と刺激になった。

 高校3年生のとき、母校の行事に参加しにきた大谷を目の当たりにし、憧れを抱いた。大谷の打ち方に挑戦したこともある。「まねできない」と断念したものの「プレーの中で相手に対する敬意がよく見られる。スポーツマンシップとして大事なのでみならいたい」とスポーツ選手としてのたたずまいを大いに参考にしている。「フルスイングよりはボールを当てるところを意識している。ミートをしたら飛んでいくイメージ」と力感のない振りで遠くに飛ばす点は大谷と相通じるものがある。

 野球もソフトボールも東京五輪を最後に再び五輪から除外された。それでも今いる世界で頂点を目指す志は同じだ。「同じ球技として盛り上げていけるようにしたい」と来年始まるソフトボールの新リーグ「JDリーグ」での活躍を誓う若手のホープは、将来の日本代表入りも「頑張ります」と意欲を見せた。ソフトボールが競技復活を目指している2028年五輪の開催地は、エンゼルスが本拠地としているロサンゼルス。7年後、先輩に続いてフィーバーを巻き起こしているかもしれない。(末継智章)

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