九州国際大付、初出場の明治神宮大会で4強 エース香西が大舞台で成長

西日本スポーツ 末継 智章

 明治神宮野球大会第3日は22日、神宮球場で高校の部の準々決勝があり、初出場の九州国際大付(九州)が日大三島(東海)に2-1で競り勝って準決勝に進んだ。同点の3回に大島諄士(2年)の左越えソロで勝ち越し。2年生左腕の香西(こうざい)一希が被安打6、1失点で初戦に続いて完投勝利を収めた。23日の準決勝で大阪桐蔭(近畿)と対戦する。

   ◇   ◇

 1点リードの6回1死二塁。左打ちの相手4番にフルカウントまで粘られた九州国際大付の香西は冷静だった。「カウントが悪くなっても一塁に歩かせていいと思って、大胆に攻めた」。内角低めいっぱいの直球で見逃し三振。後続も抑えて無失点でしのぎ、119球の完投につなげた。

 7回以降も毎回先頭打者を出しながらピンチを切り抜け、1点リードを守った。「(捕手の)野田を信じて投げられた。スライダーが低めに決まっていたのも良かった」と胸を張った。

 20日の初戦に続いて2試合連続の完投勝利を飾ったが、九州大会では救援も経験し、一人で投げ切ったのは5回コールド勝ちした明豊(大分)との準々決勝だけ。楠城監督は「(この試合も)6、7回あたりで継投を考えていた。大事に使わないといけないと思いながら、完投させていました」と振り返った。今大会は、思い切りスイングしてくる全国の強打者との対戦を通じて相手の打ち気をそらすように粘り強い投球を心がけている。

 準決勝では大阪桐蔭と対戦する。組み合わせが決まったときからチーム全員が対戦を望んでいた相手だ。香西は「すべてにおいてレベルが高いチーム。ミスなく思い切り楽しみたい」と全力勝負を誓った。

 九州大会4試合で計43得点をたたき出した打力が注目されるチームに、成長を続ける香西の安定感という新たな武器も加わった。秋の頂点を目指し、打線の援護を信じて悔いなく投げる覚悟だ。(末継智章)

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