「体重118キロ超えたら2軍」藤本監督の厳命にリチャードが考えた「作戦」とは

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ソフトバンクのリチャード内野手(22)が23日、来春キャンプのA組スタートを勝ち取るため、禁酒&ベジタリアン作戦の決行を明かした。シーズン中の体重115キロ前後で推移する大砲候補は、藤本博史監督(58)からA組スタートの条件に体重118キロ以下キープを厳命され、オフは自己管理の徹底を宣言。三塁のレギュラー取りへ、まずは己に勝つ。

   ◇   ◇

 藤本ホークス初の秋季キャンプも最終クールを迎えた。打ち上げを2日後に控えた練習が始まる直前、藤本監督に呼び止められたリチャード。直立不動で聞き入った指揮官の「指令」は、来春キャンプでA組スタートするために課されたノルマだった。

 「毎年、自主トレに行って帰ってくると(体重)120キロぐらいまでいくので、我慢して。シーズン中は115キロぐらいなので、食事分の3キロを足して118キロ(と言われました)」とリチャード。減量でも、増量でもなく体重キープ。食事分の3キロの猶予が与えられたのも、指揮官の優しさだ。

 三塁のレギュラー取りを目指す春季キャンプでは、長年レギュラーを張ってきたベテラン松田らと争うことになる。「空けているわけじゃない。勝ち取るぐらいの気持ちでやるには、覚悟を持ってオフに臨んでもらいたい。0・1キロでも超えていたらB組スタートにさせる」と藤本監督。自覚を求められた。

 2020年3月16日に支配下登録され、今季は9月に1軍デビューを果たすと持ち味のパワーで7本塁打を量産した。今秋キャンプでは長所を伸ばすために全体練習後の居残りロングティーを連日行うなど徹底的にバットを振り込んできた。

 来年1月は故郷の沖縄で、同郷の西武山川らと自主トレをするのが恒例となっている。沖縄そばやアグー豚といった好物がいつでもほおばれる環境ながらぐっと我慢する覚悟だ。リチャードは「B組スタートってことは1軍の戦力になれないということ。そこはなんとか避けないといけない」。言葉だけではなく、具体的な制約にも踏み込んだ。

 「お酒を飲まない。おかずを増やして、おなかいっぱい食べない。野菜多めで。“ベジタリアン作戦”ですかね」。くたくたになりながらも、豪快に笑い飛ばした。今秋キャンプも腰痛で2日間、別メニューとなったこともありコンディションの重要性が身に染みた。レギュラーをつかみ取る“挑戦権”を得るため、誘惑に負けない充実のオフを過ごす。(鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ