「HKT48はもっともっと上に行ける」50人で50曲、10周年記念公演で宣言

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48が26日、活動開始10周年を記念した公演を福岡市中央区地行浜の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開いた。全現役メンバー48人のほか、過去に在籍し、姉妹グループに移籍した2人も登場。劇場公演や大会場のコンサートなどで披露してきた50曲を披露し、「新たな10年」への号砲を打ち鳴らした。終演直前には、新メンバー(6期生)のオーディション開催も発表した。特別公演は27日も開かれる。

 「今。僕らは風になる。思うままに、どこへも行ける-」

 はじけるイントロとともにタンバリンを手にした1期生6人が、ステージに飛び出した。2011年11月26日、地行浜のホークスタウンモールにあった旧HKT48劇場のこけら落とし公演の1曲目として響いた「僕らの風」のメロディーが、10年の時を超えて再び劇場を満たした。

 続くナンバーは2期生の「PARTYが始まるよ」、3期生とドラフト2期生の「初日」と続く…。いずれも彼女たちが初めてステージに立った頃にパフォーマンスをしてきた曲だ。

 11年から15年までの「前期」を振り返る記念公演の初日。エモーショナルな曲の連発に1期生の熊沢世莉奈、ドラフト2期生の村川緋杏らの目には早くも涙が見えた。

 お楽しみは終わらない。「星の温度」など劇場公演で披露してきた曲に加え、九州7県ツアー(14年)の1曲目として観客の度肝を抜いた「モーニング娘。」の「ザ☆ピ~ス!」など、数々のコンサートで名場面を彩ってきたナンバーを披露する。

 「メロンジュース」では、14年のNHK紅白歌合戦でトップバッターに立った舞台を再現するかのように、一瞬の衣装チェンジで客席を沸かせ、田島芽瑠矢吹奈子が頭を振って跳びはねた。

 その後も、来年1月に卒業を控える5期生の上島楓と2期生の上野遥の「師弟」が共演した「向日葵」や、ドラフト2期生の3人による「ここがロドスだ、ここで跳べ!」など、ファン感涙の組み合わせで思い出深い曲が次々と繰り出される。2期生が歌った「草原の奇跡」にはSKE48に移籍した谷真理佳、1期生の「10年桜」にはAKB48に移籍した中西智代梨も駆けつけ、古巣の節目に花を添えた。

 「誰にも羽ばたく時が来て 一人きりで歩きだすんだ」

 歌詞に思うところがあったのだろう、卒業を控える村重杏奈の目に涙が光ったように見えた。

 アンコールの後には、来月1日発売の2ndアルバム「アウトスタンディング」から「突然Do love me!」も初披露した。

 1公演で50曲はグループ史上最多。冒頭に「今日は長いです」と宣言していたチームHキャプテンの松岡菜摘も「終わってみればあっという間」と上気した表情を見せた。

 6期生オーディションの開催も報告し、「私的には納得がいっていないというか、もっともっとHKT48だったら上に行けるんじゃないかと信じていたい」と高らかに宣言。「大好きなHKT48がここで終わらず、10年、20年、私が卒業した後も『ああ頑張っているな』と思えるグループを残していけるように頑張りたい」。11年目へ向け、全メンバーやスタッフ、そしてファンの思いを言葉にした。(古川泰裕)

 

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