新体制のソフトバンクが新たな一手 来春は初の分離キャンプ ドラ1球打は筑後から大きくはばたく

西日本スポーツ

 ドラ1・球打も筑後でスタートへ-。ソフトバンクが来年2月の春季キャンプを初めて宮崎と筑後のファーム施設に分けて行うことが26日、分かった。今秋の育成ドラフトで史上最多の14人を指名するなど3軍制の大幅な拡充に伴うもので、最速157キロを誇るドラフト1位の風間球打投手(18)=秋田・ノースアジア大明桜高=も筑後のC組でスタートさせ、故障を防ぎながら大きく育てる方針だ。

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 新体制となったホークスが、新たなチーム強化策を打ち出した。来年2月の春季キャンプを宮崎と筑後のファーム施設の2カ所で開催するプランで、藤本監督は「A組とB組が宮崎で、C組が筑後になる。全員が宮崎に来たら練習ができない」と説明した。

 従来の春季キャンプは宮崎市の生目の杜運動公園で開催。首脳陣は選手の状態を共有しやすく、スムーズな入れ替えができることが長所の一つだった。一方、ほぼ全選手が宮崎に集まっているため、雨天時は室内練習場で時間差練習を余儀なくされる一面もあった。

 さらに球団は今秋の育成ドラフトで史上最多の14人を指名。中南米の10代の選手とも相次いで育成契約を結ぶなど、急ピッチで3軍の拡充を図っている。選手の大幅増によって、練習効率を落とさないためにも「分離キャンプ」の実施に踏み切ることになった。

 背番号1を着けるドラフト1位の風間の組み分けについて、2、3軍の指揮経験もある藤本監督は「けがをされては元も子もない。C組スタート? 今のところ、そのつもり」とした。故障防止の観点からも、将来のエース候補はC組でスタートする可能性が高い。

 1年目の160キロ到達を狙う右腕もまだ18歳。藤本監督はプロで戦うための土台づくりを優先させるつもりだ。「高校生はいろいろ数値を測ったり、体力をつけたりしてもらわなければならない」。宮崎と筑後に分かれても、一貫した育成方針があれば問題はない。

 充実した施設を誇る筑後で、初めての「2・1」を迎えることになりそうな風間も「下半身が細いので、太くして、軸がしっかりとできるように」と課題は自覚している。通算300勝や沢村賞の複数回受賞にも照準を合わせる大器が「若鷹の巣」からはばたく。

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