終了間際にFW金森健志の同点弾で執念ドロー J1残留決めた福岡、1試合残し1桁順位が確定

西日本スポーツ 松田 達也

 J1アビスパ福岡はホーム最終戦で2-2で仙台と引き分けた。1点を追う後半42分に途中出場の金森健志(27)が同点ゴールを奪った。チームは勝ち点を53に伸ばし、J1ではクラブ初となる1桁順位が確定した。サガン鳥栖はアウェーで鹿島に0-1で敗れた。既にJ2降格が決まっている大分トリニータは、本拠地での最終戦で横浜FCに2-0で勝利した。

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 今季のホームゲームを締めくくったのはクラブの苦楽を知る男だった。1点を追う後半42分。右クロスからのファンマの折り返しを金森がゴール前で押し込んだ。「きれいな形ではなかったけど、スタジアムの皆さんの思いで入った。得点という形で恩返しができてよかった」。窮地を救った27歳は笑顔で振り返った。

 5年ぶりに古巣に復帰した今季、豊富な運動量でチームを引っ張り、J1残留に大きく貢献した。ゴール後は一目散にベンチに駆け寄り、仲間の手荒い祝福を受けた。「今年のメンバーで戦えるのも最後になる。みんなで喜び合いたかった」。全員でつかんだ今季の飛躍を象徴するように、歓喜を共有した。

 スタメンにはFWに城後、左MFに石津が名を連ねた。長くクラブを支える生え抜きの2人は、ともに夏場以降は先発出場の機会がなかった。城後は決定機に絡み、石津は献身的なプレーで攻守に奮闘。サポーターの手拍子に乗せられ、後半10分に交代するまで、存在感を示した。

 試合後の最終戦セレモニーで、長谷部監督は「もっと強いアビスパをつくっていきましょう」と呼びかけた。クラブの歴史を変えたシーズンもラスト1試合。来季につながる戦いで締めくくり、本格化するJ1、2年目への準備に弾みをつける。(松田達也)

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