HKT48、2日間で100曲! 10周年公演完走、最後は「みんな大好き!」

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の10周年を祝う記念特別公演の2日目が27日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開催された。現役メンバー48人が初日と同じ50曲を熱演し、歴史を彩ってきた100曲とともに2日間を完走した。来年4月から全国4カ所を巡るコンサートツアー開催も発表し、新たな10年の一歩を踏み出した。

 2日目は、2016年から21年まで振り返る「後編」。松岡はながセンターに抜てきされ、驚きを呼んだ「最高かよ」で幕を開けた。ロックバンド・氣志團とのコラボレーションが話題となった「しぇからしか!」の後には、「お祭り番長」の1期生村重杏奈が金髪リーゼントに長ラン姿で氣志團に扮(ふん)し「One Night Carnival」を披露した。

 「本気のアイドルを見せてやる」というサブタイトルで始まった17年の関東ツアーからは、矢吹奈子をセンターに「ももいろクローバーZ」の「行くぜっ!怪盗少女」を再現。17年末に1度だけ上演された「誘惑のガーター」公演からも「孤独なランナー」など3曲を披露した。

 この2日間、ホークスタウンモール内にあった「旧HKT48劇場」を思い出させる円形ステージが花道の先に設けられ、さまざまなドラマが繰り広げられた。

 5期生による「メロンジュース」では、来年1月に卒業を控える上島楓と過ごす最後の「周年」を実感したのか、石橋颯水上凜巳花らが次々と涙を流した。12月、グループを巣立つ清水梨央と一緒に「次のSeason」を歌った4期生も、円陣を組んで顔を見合わせた後で涙腺が崩壊した。

 同じく12月に卒業予定で、これが最後の「節目の日」となる村重と「帰郷」を歌った秋吉優花坂口理子も、顔をくしゃくしゃにして別れを惜しんだ。「Chain of love」では上野遥がセンターの位置にまな弟子の上島を引っ張り出し、上島自身が涙するシーンもあった。

 アンコールに入り、19年以来となるコンサートツアーが発表された。マイクを通さず発した村重の「見に行きたい」という言葉に、1期生たちも声を震わせ、村重自身も「悲しくなってきた」と目を潤ませた。

「帰郷」で涙を流す秋吉優花(左)と坂口理子(右)の肩を抱く村重杏奈

 「一緒にいられなくなることが私たちは何より寂しい。卒業を控えているメンバーが3人いるけど、入ってきた順番は関係ないほど、一緒に歌って踊って目が合うと悲しくなったり寂しくなったり、でもすごく楽しかったりうれしかったりする。こういう感情を教えてくれる場所、HKTにいてよかったと思ってもらえるようなグループでいたい」

 チームHキャプテン松岡菜摘が少し声を震わせ、それでも晴れやかに新たな10年への誓いを宣言した。

 仲間との絆を最大の武器に、一つの時代を駆け抜けたHKT48。100曲目に歌う「HKT48ファミリー」のラスト、メンバーたちは互いに向き合いながら声を振り絞った。

 「みんな大好き!」(古川泰裕)

 

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