大学通算2試合登板 「隠し玉」5位大竹、個性が光る名前を登録名に

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 福岡の皆さん、「風雅」を覚えてください! ソフトバンクにドラフト5位で指名された大竹風雅(ふうが)投手(22)=東北福祉大=が27日、仙台市内のホテルで交渉し、契約金3000万円、年俸600万円で合意した。登録名は名前の「風雅」で検討している。大学4年間で公式戦通算2試合計2イニングのみという隠し玉右腕は、最速150キロの剛速球と鷹のエース千賀を参考に磨いたフォークでアピールしていく。

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 計り知れない可能性を秘めた右腕が、プロでベールを脱ぐ。入団交渉を終えた大竹風は「自分の持てる全力を出して勝利に貢献したい」と誓った。左腕の大竹耕太郎がいることもあり、球団は「風雅」を登録名にすることを検討している。美しい響きの名前だが、本人は由来を聞かれて「分からないです」と苦笑い。「覚えていただけるなら(名字と名前の)どちらでも」と控えめに話した。

 本格的な投手歴は大学入学後から。オリックス1位の椋木ら選手層が厚く、昨年右肘の手術を受けた影響もあって公式戦の登板は通算2試合のみだ。それでも直球は最速150キロ。福山龍太郎アマスカウトチーフは「酷使しておらず、球威も上積みが期待できる。整った施設で練習するので154~155キロは現実的な見積もり」と評価する。

 ソフトバンクは内野手兼2番手投手だった福島・光南高時代から注目してきた。3年春、県内の大会で現ソフトバンクの尾形を擁した学法石川高と対戦。尾形らを視察したスカウト陣は大竹風の均整の取れた体格、二塁守備の身のこなしに将来性を感じたという。

 大学で投手に専念すると才能が開花。多くのプロを輩出した強豪で鍛え、球速は入学時から7キロアップした。変化球も千賀の「お化けフォーク」を動画で繰り返して見て研究。「ベース板に向かって投げる」イメージをたたき込んだ。フォークよりも速く、曲がりの小さいスプリットも組み合わせ、練習試合では関東の大学や社会人を相手に三振を量産した。

 契約交渉の席では、スカウト陣に「(性格が)控えめな部分があるので、貪欲にプレーをするように」とも声を掛けられた。「マウンドを誰にも譲らない気持ちで頑張りたい」。自慢の剛速球とフォークボールで、近い将来、鷹党はもちろん、全国に「風雅」の名をとどろかせる。(伊藤瀬里加)

 ◆大竹風雅(おおたけ・ふうが)1999年8月22日生まれ。福島県出身。光南高で甲子園出場経験はなく、東北福祉大では仙台六大学リーグで1年秋、2年春に1イニングずつ投げた。右上手から投げ込む最速150キロの直球とカーブ、フォークの縦の変化球が武器。右投げ左打ち。185センチ、90キロ。

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