記念球にも執着しない絶対的クローザー 担当記者が見たソフトバンク・サファテ

西日本スポーツ

 ソフトバンクのサファテの現役引退が発表された。連続日本一に大きく貢献した絶対的ストッパーはどんな男だったのか。担当記者が思い出を語った。

 

 取材する機会に恵まれた広島時代のサファテを思い返せばハードボールが武器ながら精神的なムラを感じる投手だった。ソフトバンクに加入した2014年の春季キャンプ。当時の秋山監督に投球を見せる前に「クローザーはおまえで行く」。そう指揮官に全幅の信頼を寄せられたことが「ターニングポイントだった」と回想してくれたことがある。

 絶対的守護神の地位を確立したソフトバンクで180セーブを挙げ、名球会入りの条件である通算250セーブまで16と迫った。「外国人投手として最初に入ることができれば光栄」。人工股関節置換術に踏み切ったのも、偉業に向けた大きなチャレンジだった。

 記録を追っても「もの」には執着しなかった。外国人投手として初めて通算200セーブに到達した17年7月5日のオリックス戦(当時ヤフオクドーム)。その日は当時の山口裕二マネジャー(現寮長)の誕生日だった。記念球に「200S」、そして「ハッピーバースデー」と書き添えてプレゼントした。

 在籍中、米大リーグからオファーが届いたこともあったが「一つの迷いもなく、福岡に残ることを決めた」。レジェンドとなったキング・オブ・クローザーは自らを覚醒させてくれた「第二の故郷」を最後まで愛した。(ソフトバンク担当・鎌田真一郎)

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