2位正木「2年連続三冠」王会長の指導熱望 自身の夢も三冠王

西日本スポーツ 山田 孝人

 ソフトバンクにドラフト2位で指名された正木智也外野手(22)=慶大=が、王球団会長兼特別チームアドバイザーの直接指導を熱望した。30日に東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円で合意した。東京六大学リーグで通算10本塁打の即戦力スラッガーは来春のキャンプでA組に抜てきされる見通し。世界の本塁打王の“イズム”を吸収しながらレギュラー奪取に挑む。

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 慶応で4番を張ってきた男が新天地へ心を切り替えた。ソフトバンクのユニホームに袖を通し「合意して、改めてプロの世界に入るんだなという自覚と活躍をしないといけないという責任を感じた」。球団の期待通り、即戦力としての意識をにじませた。

 来年2月の宮崎キャンプに向けては朗報も届いている。藤本監督はドラフト4位の野村勇(NTT西日本)とともにA組に参加させ、レギュラー争いに加えることを明言。「うれしい。それだけに遜色ないような実力を見せないといけない」と表情を引き締める。

 目指すは柳田と栗原が確定済みの外野での残り1枠奪取だ。上林や慶大の先輩でもある柳町、真砂や佐藤直らライバルとの争いを勝ち抜くには「まずは打撃」。東京六大学リーグで10本塁打の打棒に一層磨きをかける必要がある。そこで世界の本塁打王の門を積極的にたたくつもりだ。

 新たに特別チームアドバイザーの肩書がついた王会長が秋季キャンプ中に精力的に若手を指導している様子を、正木は報道などでつぶさにチェックしていた。王会長の「常に窓口は開けている」とのコメントも目にしている。絶好の機会は逃せない。「もちろん(指導を請いに)行きたい。世界で一番本塁打を打っている方。話をしたり教えていただける機会があることに驚きと感謝がある」と目を輝かせる。「将来的には三冠王」と大きな目標も掲げる。史上初の2年連続三冠王にも輝いた王会長の全ての教えをしみこませ、成長につなげる決意だ。

 準優勝だった明治神宮大会で11月25日まで公式戦を戦った。来年1月の新人合同自主トレとキャンプに向け「実戦感覚を保ちながら練習していく」と年内も休まずに慶大で打撃練習などのトレーニングに励む。早く仕上げて、激戦の外野定位置争いでの好アピールにつなげていく。(山田孝人)

11月20日付本紙1面

 

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