田中正義 5球団競合のドラ1位、今秋は投手陣MVP

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 「千賀塾」から先発ローテ入りだ! ソフトバンクの田中正義投手(27)が1日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、200万円増の年俸1300万円でサインした。今季は救援で自己最多18試合に登板し、防御率2・16。5年目で初めて年俸アップを勝ち取った右腕は来季の先発挑戦を見据え、千賀滉大投手(28)に願い出て来年1月の自主トレを宮古島でともに過ごす予定を明かした。(金額は推定)

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 5球団競合の末、鳴り物入りのドラフト1位で入団した田中が初めての年俸アップを勝ち取った。アップ額こそ200万円ながら「金額どうこうより、1軍でどうしないといけないか課題がしっかり出た。やってきたことが形になるかもしれないという希望が見えてきている」。来季への手応えをつかんだことがうれしかった。

 今季は救援で自己最多の18試合に登板。防御率は2・16の好成績を残した。藤本監督は来季、田中を先発に挑戦させる考えを明言している。「意気に感じて本気でローテーションに入っていくんだという気持ちでこのオフを過ごしたい」。覚悟を形で示すため、来年1月の自主トレではエース千賀に弟子入りする。「どういう気持ちでチームを背負っているのか。あれだけの実績を残されている方なので、いろいろ勉強したい」と願い出た。ともに速球とフォークを主体とする本格派右腕。技術面やトレーニング法はもちろん、一番は心構えを学ぶつもりだ。

 入団以来、潜在能力を高く評価されながら、プロ5年間で未勝利。「もちろん10勝とかも目指すけど、まずは開幕時に1軍にいないと話にならない。オープン戦、キャンプ、全部の競争を勝ち抜き、開幕ローテーション、1軍に入らないと(勝利は)見えてこない」と足元を見つめる。足がかりをつかんだ今季を絶対に無駄にはしない。

 11月の秋季キャンプでは、体作りと変化球の精度向上をテーマにトレーニングに励み、藤本監督から投手陣のMVPとの評価を受けた。秘めた才能がようやく本格開花しそうな2022年。「来年は1年間、1軍の戦力になって、リーグ優勝、日本一に貢献できるように」。エースの極意を吸収し、必ず一本立ちする。(伊藤瀬里加)

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