ソフトバンクに衝撃、マルティネスがパドレスと4年22.6億円合意

西日本スポーツ

 マルちゃん、衝撃の流出! 今季ソフトバンクでプレーしたニック・マルティネス投手(31)が米大リーグのパドレスと4年総額2000万ドル(約22億6000万円)で契約合意したことが分かった。2日(米国時間1日)、米メディアが報じた。今季9勝を挙げ、先発の軸として活躍した右腕が1年で退団。4位からの巻き返しを図るソフトバンクにとって痛恨の結末と言えそうだ。

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 師走を迎え、寒さが一段と厳しくなる中、新生藤本ホークスにさらなる“冷報”が舞い込んだ。今季、チーム2位の9勝を挙げたマルティネスが米大リーグのパドレスと、来季から4年の長期契約で合意したことが判明。2日に公示されたソフトバンクの保留者名簿には、残留が決定的なモイネロ、交渉中のグラシアルデスパイネは載ったが、マルティネスの名はなく、事実上退団が決まった。

 藤本新監督を迎え、4位からの巻き返しを目指すチームにとって痛恨の極みでしかない。マルティネスは日本ハムから移籍した今季は新型コロナウイルスの影響で来日が3月末と遅れ、1軍合流は5月と大きくずれ込んだものの、先発ローテの一角に名を連ねてからは大車輪の活躍だった。

 勝利数はチームトップの千賀に1勝届かなかったが、防御率は1・60で抜群の安定感を誇った。投球回数も140回2/3で規定に届かなかったものの、先発投手の指標の一つとされるクオリティースタート(6回自責3点以下)では21登板中20登板で条件をクリア。クオリティースタート率で見れば95・2%と、規定到達者で12球団トップのオリックス・山本の88・5%を上回った。さらに東京五輪に米国代表として出場し、日本との決勝で先発した。

 今季まで指揮を執った工藤前監督は「マルちゃん(マルティネス)が登板する日は負けられない」と話すなど絶大な信頼を置いていた。右腕は今季の1年契約だったため、球団も大事な戦力として来季の新規契約を準備し、残留を要請。Bクラスからのチーム再建を託された藤本監督も先発ローテの軸として期待を寄せていたが、米大リーグ球団からの評価を高めていた右腕は、5年ぶりのメジャー復帰を選んだ形だ。

 まさに衝撃の“流出”。藤本監督は先発候補を多くつくるように投手コーチ陣に要請している。チーム全体の底上げで穴を埋める。

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