五輪補欠から飛躍へ 九電工・大塚が掲げた2時間6分50秒「そういうところ行きたい」

西日本スポーツ 松田 達也

 福岡国際マラソン(5日・平和台陸上競技場発着)の招待選手が3日、福岡市内で記者会見し、昨年の大会で2位に入った大塚祥平(九電工)が自己ベスト更新と日本代表への挑戦を誓った。今夏の東京五輪は補欠だった27歳が、第75回大会の今回で幕を閉じる42・195キロで、来夏の世界選手権や2024年のパリ五輪への意気込みを示すつもりだ。

 伝統の福岡国際の最終章に、自身の名前とタイムを刻む。招待選手が集結した記者会見。大塚は「自己ベストを出して優勝争いをしたい」と意気込んだ。目標タイムとして、自己ベストを1分近く更新する「2時間6分50秒」を掲げた。

 昨年の大会は自己ベストの2時間7分38秒で2位に食い込んだ。序盤で転倒し、膝から流血しながら持ち味の安定感とともに闘志あふれる走りで注目を集めた。今大会に向けては、スタミナの強化に取り組み「昨年と同じような流れで準備してきた」と胸を張った。

 東京五輪の代表選考レースだった2019年の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は4位。東京五輪は補欠として、舞台となった札幌にも同行して準備を重ねた。

 「五輪に出場する選手は重圧を感じていたはず。自分はそういう位置にいなかった。だからこそ、そういうところに行きたい」。極限の精神状態で本番に備える選手と間近に接し、同じ空気を吸って汗を流したことで、大舞台への思いを一層、強くした。

 大分東明高出身で、駒大時代には箱根駅伝で活躍。日本陸連の瀬古利彦副会長が注目選手に挙げる逸材だ。補欠ではなく真の代表入りへ。「自分の持っているものを全て出し、代表争いに絡みたい」と力を込めた。(松田達也)

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