松坂さんがイチローさんのサプライズ登場に涙 日米で名勝負「大きな背中を追い掛け続けることができた」

西日本スポーツ

 今季限りで現役を引退した元西武の松坂大輔さん(41)の引退セレモニーが4日、メットライフドームでのファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2021」内で開かれた。セレモニーの最後には日米で熱い戦いを繰り広げたイチローさん(48)がサプライズで登場。花束を受け取った「平成の怪物」が涙を流し、背番号18のユニホームに別れを告げた。

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 最後の最後にビッグサプライズが待っていた。9分間のスピーチを終えた松坂さんは、場内一周でファンの声援に応えた。これで終了。のはずが、ホームベース付近へ促されると、センターの大型ビジョンからサプライズメッセージが流された。

 イチローさん「大輔、どんな言葉を掛けていいのかなかなか言葉が見つからないよ。だから僕にはこんなやり方しかできません。許せ、大輔」

 真のサプライズはここからだった。一塁側から花束を持ったスーツ姿のイチローさんが現れた。花束を受け取り、「お疲れさま。長い間、よく頑張ったね」などと声を掛けられると、涙があふれた。わずか1分ほど。記念撮影などをすることなく、さっそうと引き揚げる「イチ流」の演出にこらえきれなかった。

 松坂さん「まさか直接花束を渡しに来てもらえるなんて想像していなかった。一気に我慢してきた涙が出てしまった。びっくりしたのとめちゃくちゃうれしいのと。イチローさんに言われると同じ言葉でも響き方や重みが違う。これぞイチローさんという演出の仕方だったと思います」

 2人は1999年の初対決で、松坂さんが3打席連続三振に仕留め「自信が確信に変わった」と名言を残した。一方でイチローさんには同年にプロ通算100号本塁打をたたき込まれた。WBCでは投打の主力として2度の世界一に輝き、メジャーで何度も対戦した。「イチローさんという大きな背中を追い掛け続けることができたので、ここまでやってこられた。言葉では表しきれないぐらい感謝している」と感慨深げだった。

 甲子園で「平成の怪物」と騒がれ、西武で始まったプロ人生を西武で終えた。「ライオンズのユニホームで18番をつけることができて本当にいい最後だった」。ファン、チームメート、そして特別なイチローさんにもねぎらわれ、23年間の現役生活に幕を閉じた。(小畑大悟)

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