マラソン3度目の細谷「実力証明」日本人トップでMGCへ 福岡国際マラソン

西日本スポーツ

 ◆第75回福岡国際マラソン(5日、福岡市・平和台陸上競技場発着)

 日本勢最高の2位に2時間8分16秒で細谷恭平(黒崎播磨)が入った。

 自身3度目のマラソンで成長を示した。ゴールした細谷は力を出し切ったように倒れ込んだ。「目標は優勝だったけど、日本人の1位にもこだわった。そこはクリアできてよかった」。歴代の名ランナーのように、伝統の福岡のレースで自信を深めた。

 序盤から先頭集団につけ、1キロを2分58秒という日本記録に迫るハイペースに食らいついた。31・6キロの折り返し地点をトップで通過。34キロ過ぎにスパートをかけたギザエ(スズキ)の背中を追いかけたが「思った以上に、自分の足が動かなかった」と悔やんだ。

 3日に出席した招待選手の会見が刺激になった。「ほとんどの選手がタイムより順位を意識していた。30キロを過ぎたら駆け引きが重要になると感じた」。もっとも、経験の浅い26歳は気持ちで押すタイプ。レース後に脱水症状で点滴を打つほどの激走の末、日本勢のライバルに競り勝った。

 2月のびわ湖毎日マラソンでは2時間6分35秒を記録して3位。2大会続けて好結果を出し、日本陸連の瀬古利彦副会長は「びわ湖で6分台を出したのが本当の実力だったことが確認できた」と目を細めた。

 パリ五輪代表選考会となる2023年秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権をつかみ、目標に掲げる代表入りへの足掛かりを築いた。「これからは、ひたすら日の丸を背負うことを意識してやっていく」。最初で最後の福岡の舞台が飛躍への大きな一歩となった。(松田達也)

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