来季20年目の和田、球団初に挑む

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ソフトバンクの和田毅投手(40)が5日、球団初となる40代での日本シリーズ登板を来季の目標に掲げた。この日は故郷の島根県出雲市で行われた「第17回和田毅杯少年野球大会」に出席し、はつらつプレーに英気を養った左腕。今年の日本シリーズで活躍したヤクルトの石川雅規投手(41)に触発されたことを明かし、チームのリーグ優勝と日本一奪回に向け、来季こそシーズン完走を誓った。

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 1学年上のベテラン左腕の快投に和田の目は奪われた。11月24日の日本シリーズ第4戦。オリックス打線を6回1失点(自責0)に封じた石川は、71年ぶり2人目となる40代でのシリーズ勝利を挙げた。1950年に42歳で勝利投手となった若林(毎日)以来となる快挙だった。

 「しっかり見ました。すごいなという言葉しかない」。直球は130キロ台ながら、多彩な変化球を交えてパ・リーグ覇者を手玉に取った石川の快投に「すごく参考になったし、ああいう投球で抑えられるというのは僕にとってもすごく励みになった」と口にした。

 南海時代を含め、球団の40代選手で日本シリーズに登板した投手はまだいない。「現役である以上は当然、投げたい。記録ありきじゃないけど一つの励みになる」。巨人と対戦した2019年の同シリーズは第4戦に先発して5回無失点。38歳で勝利投手になると、同じ顔合わせとなった翌20年も第4戦に先発した。

 もちろん「球団初」にチャレンジするためには、それに見合った数字が必要だ。「来年しっかり1年間投げた上で、『日本シリーズを和田に任せたい』と思ってもらわないといけない」。今季は開幕ローテ入りしながら18試合の登板で5勝6敗、防御率4・48。「悔しいの一言だった」と来季の巻き返しを誓う左腕は、来年1月6日から長崎で自主トレをスタートさせ、約2週間にわたり自らの体をいじめ抜く覚悟だ。

 自らの名前が冠された大会を訪れ、元気な野球少年の姿に「心が洗われますね」とパワーをもらった和田。「来年はリーグ優勝、そして日本一をこの場で報告したい」。プロ20年目を迎える来季に向け、故郷で決意を新たした。(長浜幸治)

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