中村晃、打率&安打数大幅アップへギータ型バット「もう一度こだわり」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ソフトバンクの中村晃外野手(32)が「ギータ型バット」で復調を図っていく。6日に大阪市内で契約する用具メーカーSSKのスタッフ会議に出席。今季途中からチームメートの柳田悠岐外野手(33)と形が同じバットを使用しており、来季もベースとする意向を示した。重量は以前使っていたモデルより約20グラム軽く、操作性を重視。今季は打率2割4分5厘の不振に終わった鷹のヒットマンが「新相棒」で来季の巻き返しを目指す。

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 ホークスが誇る打撃職人が、新たな相棒をじっくりと見定めた。中村晃は大阪市内での選手会総会に出席後、同じ会場で行われた用具契約メーカーのスタッフ会議に出席。担当者と熱心に意見を交わした。

 特にバットは「ちょっと迷走中。まだ形は定まっていない」と悩んでいるが、現時点では柳田と同じ形の物をベースにする考えだ。「とりあえずこれでやっていって、また『いいかな』というのが出れば」。グリップを細くするなどして、重量は以前使っていたバットよりも20グラムほど軽い850グラムになった。

 中村晃は2017年途中から先輩の川島と同じ形のバットを使用。重みを生かし、軽く振っても長打が出やすいタイプで、18年には自己最多で初の2桁となる14本塁打を放った。だが、今季開幕直後は打率1割~2割台前半の不振が続いた。ここで「軽くて操作性があるバットを使ってみよう」と決意。栗原が持っていた柳田タイプのバットを借りると、好感触をつかんだという。その後、自身の用具契約メーカーに同じ形のバットを作ってもらった。

 スリムになったバットを携えて見据えるのは、打率と安打数の大幅アップだ。今季は2年連続で規定打席に到達したものの、打率はリーグ23位の2割4分5厘。昨季の2割7分1厘から大きく落とし、14年にリーグ最多の176本を記録した安打数も同17位の113本にとどまった。選んだ四球数は同7位でチームトップの70個だっただけに「打率が上がれば、出塁率(今季3割4分4厘)もかなり高いものになった。打率、安打数にもう一度こだわりながらやっていきたい」と考えている。

 藤本新監督は1番候補として真っ先に中村晃の名を挙げている。抜群の選球眼は健在。こだわり抜いて選んだバットで快音を奏で続ければ、自身の成績が上がり、チームもV奪還に近づいていく。(伊藤瀬里加)

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■GG獲得の“相棒”もスペア新調

 中村晃は2014年から愛用するファーストミットを8年ぶりに新調することになった。2年連続のゴールデングラブ賞受賞を支えた“相棒”は使い心地が抜群で「あれ以外はない」と深い愛着を持っていたが劣化してきたため。形などを変えるつもりはなく、「壊れた時用。あれに勝るものは作れないと思うけど、スペアを作ろうと思う」と話した。

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