背番号「1」を永久欠番にできるか ドラフト1位風間「王会長に負けずに」と宣言

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ソフトバンクのドラフト1位、風間球打投手(18)=秋田・ノースアジア大明桜高=が11日、「世界の王」をプロでの目標に掲げた。福岡市内のホテルで新人入団会見に臨み、その後はペイペイドームで行われた「ファンフェスティバル2021」に参加。ファンの前で背番号1を初披露した。「1番」の大先輩でもある王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)のように球史に名を刻む活躍を誓った。

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 背番号1が入った真っさらなユニホームを身にまとった風間の頬は、自然と緩んだ。「鏡でチェックして、自分の中では『合格』かなと」。高校時代から背負ってきたエースナンバーはやはりなじんだ。球団の投手で背番号1を付けるのは62年ぶり。「早くこのユニホームで投げたい」と喜びを隠さなかった。

 最速157キロ右腕にとって、偉大な背番号1の先輩がプロでの目標だ。「王会長に負けずにというか、歴史に名を残せるような投手になりたい」。言わずと知れた「世界の王」が背負った背番号1は巨人の永久欠番となっている。

 風間は「300勝投手」という大目標を掲げる。「目標は200勝より300勝。200勝は他の選手も目指すので、それ以上のことをしないとそれなりの選手になってしまう」。全ては背番号1にふさわしい選手となるためだ。

 ドラフト会議の2日前に風間の1位指名を公表し、「将来的にはエースになってくれると思う」と期待を口にした王会長も力強く右腕の背中を押す。「(背番号)1を付けるというのは期待されているということだから。(ドラフト1位は)一番夢を持てる立場。みんなが望んでもなかなか入れる世界じゃないんだし、思い切ってやってほしいね」とエールを送った。

 「平成の怪物」の姿にプロでの生きざまを考えさせられた。ドラフト会議からわずか8日後、10月19日に行われた松坂大輔さんの引退試合に目はくぎ付けになった。「感動した。長い期間(現役を)やるには何を意識するか考えてやらないといけない。ああやって野球人生を終えられたらいいし、松坂さんのようになりたい」と宣言。「令和の怪物」と呼ばれるべく、腕を磨いていくつもりだ。

 自身のキャラクターを「私生活はだらしないっすね」と笑い飛ばし、希望するあだ名に「『きゅうちゃん』とか『きゅうたろう』とかですかね」と候補を挙げるなど、新たな魅力も見せた18歳。背番号1と共に、プロの道を歩みだした。(長浜幸治)

藤本監督は「対応力」に注目 1年目で1軍デビューの可能性も

 藤本監督も風間に大きな期待をかけた。ファンフェスティバルが行われたペイペイドームでの取材に「150キロ以上の球を投げられる、将来のエース候補なので。じっくり慌てず、体づくりからやっていくのが一番だと思う。楽しみな選手」と育成方針を明かした。その上で「対応力はあるらしいので、来年の5月ぐらいに1軍に上がる可能性も当然ある」と、結果を残せば1年目からのデビューもありえるとの考えを示した。

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