厳しい日程でマラソン出場中 東京「金」道下美里、パリは「このまま何もなければ目指すと思う」

西日本スポーツ 林 原弘

 防府読売マラソンは19日、山口県防府市のキリンレモンスタジアム体育館前-キリンレモンスタジアム陸上競技場のコースで行われ、東京パラリンピック陸上女子マラソン(視覚障害T12)で金メダルを獲得した道下美里(三井住友海上)=福岡県太宰府市在住=が、2時間58分6秒で視覚障害女子の部で5年連続優勝を飾った。

 マラソン男子はドミニク・ニャイロ(NTT西日本)が2時間9分34秒で初優勝した。着差ありの同タイムで神野大地(セルソース)が日本勢トップの2位。神野は日本人1位と2時間10分以内の条件を満たし、2024年パリ五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。

 5度目の優勝を狙った川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は37秒差の3位だった。

 山口県下関市出身の道下が、過去に世界新を出して「マラソンランナーとして育ててくれた」防府のコースで笑顔を見せた。昨年の同大会で出した2時間54分13秒の世界記録には及ばなかったが、寒さの中で力走。「メダルを取ってこの舞台に戻れたのはうれしい」と喜び「終盤にペースを上げられたのは次につながる」と満足できた。

 9月にパラリンピック制覇後、イベントなどで多忙になったのに加え、招待された10月のボストン・マラソン、ゲストランナーだった11月の下関海響マラソンと約1カ月おきに42・195キロを走ってきた。今大会の出場はハードスケジュールにも見えるが「練習の一環と故郷(山口県)への感謝です」と楽しんだ。

 次走は来年2月の別府大分毎日マラソンの予定。47歳で迎える3年後のパリ・パラリンピックについては「このまま何もなければ目指すと思う」と語った。(林 原弘)

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