瓜生正義GP2V グランプリ 【住之江】

西日本スポーツ

 大会史上2度目のナイター開催だった、住之江ボート(大阪市)の第36回グランプリ(GP)は最終日の19日、最終12Rで優勝戦を行い、前付けに抵抗して3コースに入った4号艇の瓜生正義(45)=福岡=が、インの1号艇・峰竜太をまくって抜き去り1着。5年ぶり2度目のGP制覇を成し遂げた。SGのVは11度目。2着は5号艇の白井英治。峰は1Mで転覆して後続の3艇も乗り上げて転覆したため、ゴールしたのはこの2艇だけで、3連勝式の舟券が全て返還という大波乱だった。11RのGPシリーズ優勝戦は、新田雄史(36)=三重=が4年ぶり2度目の大会制覇で、3度目のSGV。6日間の売上額は240億円余りと、優勝戦の大返還がありながらも目標額(230億円)を上回った。

■ヒーロー

 まさかまさかの大波乱。2021年シーズンの最頂上決戦。圧倒的人気を背負う峰が妨害に終わる中、白井の動きをブロックし、本番ではスロー3コースに舟を向けた瓜生がスリットから勢いよく飛び出すとまくり一閃(いっせん)。1Mのアクシデントをものともせず、力強い足取りで2度目のGPタイトルを手中にした。

 嵐の予兆は10R発売中のS特訓から漂っていた。3本のS練習中、いずれも白井が捨て身の前付け策を打ち出し、スロー水域を混乱の渦に陥れる。S展示は12345・6で、本番は平本と毒島がダッシュ戦を選択。スロー勢は100メートル付近の起こしだったが、スリットの隊形は横一線。峰が逃げ態勢を作りかけたが、1Mは窮屈な隊形で回りシロがない。その上を瓜生がツケ回りBS一気に抜け出すが、1Mでは転覆した峰に平本、丸野、毒島が続々と乗り上げる大惨事。「信じられない。1コーナーの事故は想定外だったけど、1Mはまくれたと感じたし、回ったときは決まったと思った」と何とも後味が悪いエンディングになってしまったが、決まり手は鮮やか。瓜生の1Mの集中力と判断力は“さすが”のひと言だ。

 通算2度目のGP優勝で賞金1億円を加算。今年の獲得賞金額は1億8000万円を超え、大逆転での年間賞金王に輝いた。「今年は不完全燃焼の年だった。でも、年末近くになって運が向いてきて、まだ実感はないけど、最後に優勝ができた。家族の支えとファンの支えがあったからだと思う。心機一転、きょうのことは心の隅に置いて、一から頑張ります」。決して派手ではないが、人格者の瓜生らしい言葉で頂上決戦を締めくくり、2022年シーズンの新たな戦いに向かう。

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