全国高校ラグビー ヒガシ史上最強、東福岡は日本代表候補10人

西日本スポーツ 大窪 正一

 全国制覇はMUST! 第101回全国高校ラグビー大会は27日、大阪・花園ラグビー場で開幕する。今春の全国選抜大会を制した東福岡は優勝候補の筆頭。5大会ぶり7度目の頂点は手の届くところにある。個の力は世代屈指な上、体を張る痛いプレーもいとわない完成度の高いチーム。新チームスタート時に掲げたスローガン「MUST 覚悟」を胸にてっぺんをつかみ取る。ラグビー部を刺激にサッカー部も28日開幕の第100回全国高校サッカーで6大会ぶりの全国優勝を狙う。

   ◇   ◇

 ヒガシ史上最強の可能性を秘めたチームだ。福岡県大会で初戦から4試合連続無失点に抑えて手にした32度目の花園切符。「やっていることの精度を上げるだけ。一戦一戦倒していく」。頂点を見据え、藤田監督の言葉にも自信がにじむ。

 前回大会4強のレギュラーが多く残り、高校日本代表候補は実に10人。主将の八尋(3年)がけん引する平均体重100キロ近い重量FWのパワーは強烈だ。バックスも「頭脳」のSO楢本(同)が的確な判断でボールを前に運ぶ。隙がない。

 特に主力の3年生には「勝つ文化」が染みついている。ヒガシ入学前の中学3年生時、多くが福岡県代表メンバーとして全国ジュニア大会を制覇。入学後の1年生時には非公式の全国大会ながら決勝で東海大大阪仰星を下して優勝した。

 常勝が宿命の学年。新チーム結成時に全国制覇は「MUST」とし、そのためには「覚悟」が必要だとスローガン「MUST 覚悟」を定め、部室に色紙を飾った。春の全国選抜大会決勝で花園2連覇中の桐蔭学園(神奈川)を破り、一つ目の有言実行を果たした。

 夏の菅平合宿でも桐蔭学園との再戦を制し、東海大大阪仰星、常翔学園(大阪)といった全国強豪に無敗だった。八尋は「一人一人のタレント性が光っている」と手応えを口にするが、強さの根幹には才能だけに頼らない泥くささがある。

 目を奪われがちな代名詞の華麗な展開ラグビーだけでなく、体を張るプレーも強みなのが今年の特徴。「フィジカルバトルができるFWとバックス。特にバックスのブレークダウン(球際の攻防)は強さが出てきた」と藤田監督は目を細める。

 4大会連続で4強のヒガシ。藤田監督は「みんな許してくれない。東福岡は常に日本一を目指していかなくてはならない。まずは(準決勝のある来年)1月5日を乗り越えていきたい」。「フェニックス(不死鳥)」の愛称通り、今大会こそ頂点へとよみがえる。(大窪正一)

PR

ラグビー アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング