春高バレー エース対策ピタリで鎮西4大会ぶり決勝進出

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆春高バレー男子準決勝(8日、東京体育館)鎮西3-0日南振徳

 一進一退の攻防の中で、エースが流れを引き寄せた。男子鎮西の舛本だ。19-17の第1セット。身長182センチながら、日南振徳の得点源、同200センチを誇る甲斐(3年)の強烈スパイクを高々とジャンプしてブロックだ。この得点から計5連続得点で主導権を奪った。

 要所で相手の最大の“武器”を封じ、舛本は「ブロックでも重圧をかけていこうと思っていた。絶対に(相手エースに)勝ってやるという気持ちだった」と胸を張った。

 コート上の誰よりも腕を振り打ちまくり、つかんだ流れを手放さなかった。両チーム最多54本のアタックを試み、バックアタックで計4点やサービスエースも含めて、チーム最多の25点を記録。そのまま3-0のストレートで押し切った。

 とはいえ4大会ぶりの決勝はエースだけの力ではない。昨夏の全国総体王者としての総合力も存分に示された。平嶋(3年)が「3枚ブロックが効果的に機能していたと思う」と振り返るように、畑野監督が「今大会で一番のスパイカー」と評した甲斐を自由にさせなかった。止められなくてもスパイクコースを巧みに絞らせた。

 準々決勝までの相手の試合を分析。2人での対応では甲斐を抑え切れていなかったことを踏まえて、3枚に増やしたことが奏功した。身長210センチの牧(3年)と対戦した準々決勝の高松工芸(香川)に続き、相手の高さに負けないチームとしての総合力の高さも存分に示し、4大会ぶりの決勝進出を果たした。

 鍬田憲伸(現中大)と水町泰杜(現早大)の両エースを擁して達成した2017年度以来となる夏と冬の2冠に王手だ。エースの系譜を完全に受け継ぐべく、舛本は「絶対に日本一になる。自分に上がってきたボールは絶対決めていく」と頂点だけを見据えている。(山田孝人)

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