福岡からW杯へ! 長谷部監督の「初夢」は日の丸輩出 過去には2001年山下芳輝だけ

西日本スポーツ

 J1アビスパ福岡の長谷部茂利監督(50)が8日、クラブからの日本代表選出を熱望した。同日に始動し、新体制発表では今季の目標をリーグ戦8位以内、YBCルヴァン・カップ4強以上に設定するとともにチームの躍進が代表入りに通じると強調した。昨季はJ1でクラブ史上最高の年間8位で悲願のJ1残留を達成。ワールドカップ(W杯)イヤーもクラブの新たな歴史を築く。

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 福岡から日本代表へ-。その思いを問われた長谷部監督が即答した。「輩出したいです」。長く続いた「5年周期」のジンクスに終止符を打ち、新たな局面に入ったクラブにとって、現役のフル代表は長年待ち望んでいた存在だ。

 「簡単にはできないけど、(福岡の)サッカーは攻守においてアグレッシブに戦うスタイル。どこの国のリーグもトップチームが当たり前のようにできていることで、通じていると思います」

 昨季は到達困難と思われた10位以内という目標を達成。今季も「皆さんが難しいと感じるのでは」と、あえて勝ち点50、リーグ戦8位以内、カップ戦ベスト4以上という高い目標を立てた。

 有言実行の指揮官が「当然目指すところ、チームが活躍すれば、代表に選ばれる可能性が出てくる」と話すように、フル代表への選出はクラブの強さや勢いも同時に示すことになる。

 8日に福岡市の雁の巣球技場で始動したチームで「サムライブルー」への思いをほとばしらせた選手がいる。昨季は主将としてリーグ戦全試合に出場し、2得点をマークした前だ。今季は5得点を目指すMFは「代表を目標とする中で、点も取れるボランチを目指したい」とW杯カタール大会を見据える日本代表に絡む活躍を誓った。

 クラブでは2001年にFW山下芳輝がフル代表に選出されているが、下部組織出身の冨安健洋(アーセナル)の初選出は海外移籍後。川森社長も「日本代表が出ることは街にとっても誇り。そういう選手が出ることをクラブも望んでいます」と後押しを約束した。

 攻守に長谷部アビスパの中心となっている26歳は、加入3年目で3年連続となる主将にも立候補するなど意欲あふれる。「個人が結果を出せばチームの助けになると思う。高い目標を設定したい」。W杯イヤーのアビスパに夢が広がる。(向吉三郎)

 FWルキアン(入国の隔離期間中のためビデオメッセージ、古巣磐田との開幕戦に)「(磐田で)いい思い出もありますが、今はアビスパの一員としてチームに貢献するゴールを取りたい」

 DF熊本(東福岡高出身のセンターバック)「幼いころから、スタジアムで観戦してきた。憧れのアビスパのエンブレムを胸にプレーできることにワクワクする」

 DF前嶋(昨季はJ1だった横浜FCで26試合に出場)「初日の練習だけでもチームに一体感を感じた。ピッチ内外でサポーターに愛される存在になりたい」

 DF井上(甲南大から加入、報道陣の前で一発芸を披露して)「スベりましたが、こういう人間ですので温かく見守っていただければ。センターバックの層は厚い、尊敬できる選手たちから学んで『新アビスパの壁』になりたい」

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