ソフトバンク1位球打のボールに衝撃、同学年右腕は「見たことない球」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ソフトバンクのドラフト1位、風間球打投手(18)=秋田・ノースアジア大明桜高=が9日、筑後のファーム施設で始動した。10日に始まる新人合同自主トレを前に調整。キャッチボールではチームメートの千賀や高橋礼らの投球フォームのものまねも披露した。まねこそ物の上手なれ!? 身体能力の高さだけでなく、観察眼の鋭さも最速157キロの源になっている。

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 キャッチボール中に突如、風間の「ものまね大会」が始まった。米大リーグのドジャースで昨季16勝を挙げたビューラーの左足を高く上げるフォームに始まり、「憧れの存在」という千賀、最後はサブマリン右腕の高橋礼。三者三様の特徴を巧みに捉えた。

 一見、遊びのように見えるが、真意は別にあった。「すごい選手にはいいところがたくさんある。見て学ぶという意味で大事かなと思う」。高校時代の練習でも、研究のためにフォームをまねていたといい、「いろんな選手のいいとこ取りをしてできた」という自身のフォームは特にビューラーを意識したものだ。

 「自分の投げ方的にはメジャー(のフォーム)が合う感じ。足の上げ方とかしっくりくる。実際の試合じゃなかなかできないので、練習でああやって投げると球の質がよくなる感じがする」。探究心や観察力の高さが高校ナンバーワンと言われた右腕をつくった。

 一方で最速157キロを誇る真っすぐの威力は「本物」だった。約50メートルのキャッチボールでは育成5位の田中怜(帝京五高)のグラブを突き破るようなボールを次々と投げ込んだ。

 「やっぱり(体が)なまってたので。8割くらいの力だったけど、思ったより球がいかなかった。まだまだかなって感じ」。淡々と振り返った風間と対照的に、田中怜は衝撃を受けていた。「取るのも怖い。威力がすごい。指がパチッと音が鳴る。今まで見たことのない球だった」。同学年右腕をさっそく驚かせた。

 昨年12月のファンフェスティバルでは新入団選手のトップバッターとしてあいさつし、タレントIKKOのものまねを披露。多くのファンの前で「どんだけ~」と絶叫し、「静かなのは落ち着かない。明るく楽しいのが好き」と強心臓ぶりを発揮した。ものまねで成長のきっかけをつかんだ右腕の根底には不変の強さがある。プロの世界でオンリーワンの投手を目指す。(長浜幸治)

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