新成人なこみくは「ミラクル世代」、HKT48に奇跡起こす 紅白晴れ着で魅了

西日本新聞 古川 泰裕

 「成人の日」の10日、HKT48の3期生、田中美久矢吹奈子の「なこみく」がそれぞれ白と赤の晴れ着に身を包み、福岡市博多区の住吉神社で記念撮影会に臨んだ。新成人メンバーへの恒例の質問「何世代?」に声を合わせて「ミラクル世代」と答えた2人。活動開始から10周年が過ぎ、新時代に入ったグループの顔として「奇跡」を起こす覚悟を示した。

 本堂で祈禱(きとう)を受けた後、「日頃の小さな幸せを大切にできる大人に」(矢吹)、「強くて優しい芯のある大人に近づけるように頑張りたい」(田中)と二十歳の誓いを語った2人。示し合わせたような「紅白」の晴れ着に「おめでたい感じになっちゃった」と田中が笑った。「白」の田中はすぐに決まったが、「赤」の矢吹は少し迷いながら、田中の後押しで決めたそうだ。

 「2人を名付けるなら何世代?」。48グループの成人式では恒例の質問に「ミラクル世代」と答えた。田中は「小学6年から奈子と頑張ってきて、一緒に成人を迎えられたのが奇跡だと思って」と感謝し、矢吹も「これからミラクルを起こせるような2人になれたらという意味も込めました」と続けた。

 2013年、12歳で活動をスタートさせた。同じ年齢、同じような背格好。「なこみく」と呼ばれ、注目を集めてきた。シングルCDの表題曲を歌う「選抜」に選ばれるタイミングも、正規メンバーに昇格する時期も同じ。AKB48選抜総選挙でも最後に参加した18年には矢吹が9位、田中が10位でそろって「選抜」入りした。「ミラクル」は、ずっとファンやメンバーが2人に送ってきた言葉でもあった。

 正統派を貫く矢吹と、ファンの思いを感じるサービス精神にたけた田中。同じ道を歩きながら、異なる個性で成長を続けてきた2人だが、同年に矢吹が日韓合同グループ「IZ*ONE」に専念するため渡韓すると道は分かれた。

 矢吹は宮脇咲良らと国際的に活躍の場を広げ、知名度を高めた。一方の田中はライブなどでHKTの最前線に立ち、グループを引っ張る存在になった。

 21年5月15日、宮脇とともにHKTに復帰した矢吹は、新たなホーム「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で2年半ぶりに田中と肩を寄せ合い、笑みを交わした。宮脇をはじめ創生期のHKTを背負ってきた先輩たちは次々と卒業し新たな道へ。岐路に立つHKTにあって、「奇跡の2人」の存在は何者にも代えられない。

 「2022年は自分と戦う年。昨年はドラマに出演してお芝居を楽しいと思ったので、演技のお仕事ももっと挑戦したい」(矢吹)。「昨年は写真集を出して、いろんな雑誌にも(グラビアを)掲載してもらった。もっといろんな面で活躍できたらと思うし、たくさんの人に名前を知ってもらいたい」(田中)。

 それぞれの目標を語りながら、HKTのメンバーとしては「支えていける存在に」(田中)、「引っ張っていける存在に」(矢吹)と意気込んだ。8年の時と、それぞれの成長を経て再び並び立った2人。「奇跡の物語」は、ここからが本番だ。(古川泰裕)

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