中村晃 1番で出塁率4割いける

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ソフトバンクの中村晃外野手(32)が11日、V奪回のリードオフマンとして出塁率4割を目標に掲げた。福岡市の福工大野球場での自主トレを公開。出塁率の高さを評価する藤本博史監督は1番を任せるプランを温めており、15年目を迎えるベテランも6年ぶりの大台に照準。昨季もリーグ7位タイの70四球を選んだ選球眼に加え、キャリアハイの打率をマークして目標をクリアする青写真だ。

   ◇   ◇

 藤本監督が新たに指揮を執る2022年。昨年末に結婚し、15年目の今季のテーマを「新」と設定した中村晃が、自身6年ぶりとなる大台に挑む。「出塁率は4割ぐらい残したい」。昨季は両リーグで計5人しかクリアできなかった数字に照準を合わせた。

 昨季は1番での出場はないが、新生ホークスではトップバッターの最有力候補だ。この日、新人合同自主トレを初視察した藤本監督は「晃の出塁率が頭に入っている。1番として何かをしてくれるタイプ。一塁のレギュラーを取った場合は打たせたい」と明言した。

 秋山幸二監督が率いた13、14年はチームで最も多く1番を任され、当時の1軍打撃コーチが藤本監督だった。中村晃も「どういう試合をしていきたいか、監督の意図がすごく出る打順」と語り、藤本監督の1番構想にも「ありがたい」と意気に感じている。

 昨季の出塁率はリーグ13位の3割4分4厘ながら、16年には同3位の4割1分6厘をマーク。出塁率向上の鍵に「(普通は)四球でしょうけど、今年に関してはヒット数と思う」と明かす。同7位タイの70四球に対し、打率が同23位の2割4分5厘だったからだ。

 打率の自己最高は14年の3割8厘。今季は「打率は最高の数字を出したい」と意欲を燃やす。「体力的に週明けは良くても、週末になるとスイングが鈍い、体が重いと感じるようになった」という昨季の反省を踏まえ、自主トレでは体力強化に重点を置いている。

 現役時代の小久保2軍監督の自主トレに参加した若手時代を振り返り、今回は走り込みを例年以上に増やした。「あの時もたくさん走った。走らないと(現役を)長くできないと思った」。当初の計画のメニューに、さらに追加を課すハードな内容に取り組む。

 「(筋肉の量、体脂肪率などの)数値は野球人生で一番いい」。今年33歳になるベテランは手応えを口にする。「(22年は)新しいスタート。もう一回(成績の)水準を上げることができれば、いい経験ができると思うし、自信にもつながる」。万全の仕上げでV奪回の先陣を切る。(伊藤瀬里加)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ