栗原、課題は好不調の波 月別打撃が両極端

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ソフトバンクの栗原陵矢外野手(25)が11日、福岡市の福工大野球場での自主トレを公開し、初タイトルとなる最多安打の獲得に照準を合わせた。飛躍のシーズンとなった昨季。初めて全試合に出場して中軸の一角を担い東京五輪にも出場したが、月別成績では最高打率から1割5分近く落とす月もあるなど好不調の波の大きさを課題として痛感させられた。まずは自主トレを共にする中村晃から1打席ごとの集中力を学んでむらっ気解消を目指す。

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 むらっ気の打破が初のタイトル戴冠へ必要条件だ。「やっぱり率を残せる、ヒットを多く打てるスタイルにならないといけないし、大きな波があってはいけない」。最多安打に狙いを定めた栗原は自身の課題をはっきりと認識している。

 120試合制の2020年に118試合出場し、21年には全143試合に出場したが、好不調の波の大きさがデータにくっきりと残っている。21年を通して見れば打率2割7分5厘でリーグ11位だが、月間で見ると打てない月と打った月が極端だ。3月を2割7分8厘でスタートすると、4、5月はともに3割台と好調だったが、6、7月は2割台前半と大ブレーキ。五輪明けの8月は一転して3割7分と爆発したものの、9、10月は再び2割台前半と苦しんだ。

 20年に至っては2割台後半を超える月と2割台前半や1割台の月を交互に繰り返してしまった。栗原は「打率を見て下がってきている時期。集中できなかった打席の後、集中しようと思ってもできないときがある」と集中力の維持が理由にあったと振り返る。

 自主トレのテーマにも「集中力を高めること」を掲げた。「自分の中でどこかでスイッチを入れないといけない。それが何なのか、(中村)晃さんに聞いてみたい」。中村晃との自主トレは今年で3年目。打席での心持ちなど極意を余すところなく吸収するつもりだ。

 これまでの捕手から外野手へ登録変更が決まっている栗原。昨シーズン終了後に明るかった髪も黒に染め直して、心機一転で自主トレに臨んでいる。「優勝したいし、個人としては何かタイトルを取りたい」。引退した長谷川の背番号24を受け継いだ。打撃を極め続けた男の番号を背に、初めてのタイトルへぶれずに突き進む。(鬼塚淳乃介)

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