アンカーも驚く好順位、中学生コンビ躍進 福岡2位 全国女子駅伝

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆第40回全国都道府県対抗女子駅伝(16日・たけびしスタジアム京都発着=9区間、42・195キロ)

 福岡のアンカー木村(資生堂)がピースサインで帰ってきた。優勝した1999年に次ぐ2位で、2時間15分25秒は2000年の県勢最高タイム(2時間17分11秒)を大幅に更新。「こんなに上の順位で来るとは」と木村も驚く躍進だ。

 1区12位から2区柳楽と3区岡本の連続区間賞で先頭争いに絡む理想の展開に持ち込んだ。その後順位を下げたが、8区川西が再び優勝が見える位置まで押し戻した。

 レース前日にはコーチ陣に「全部抜きますよ」と宣言。先頭と28秒差の5番手でたすきを受けると「最初の1キロは落ち着いて入り、残り2キロで切り替えた」と徐々にペースを上げ、残り300メートルで2番手まで浮上した。従来の区間記録を11秒も更新する9分30秒の区間新。福岡の長尾監督は「ぶれずに淡々と走ったところに将来性を感じた。チームとして2位は大満足」と目を細めた。

 川西は陸上を始めた小学5年生から、元実業団ランナーの父康弘さん(46)と二人三脚で練習。自宅がある北九州市八幡西区の道路を走り込み、週1回ほど同市の鞘ケ谷競技場でも強化した。「とにかく負けず嫌い」と康弘さんが認める気の強さで一緒に走る父に迫り、昨年の全国中学校大会1500メートルで優勝するスピードをつけた。

 駅伝の全国大会は初体験だったが、1学年下の岡本が区間賞を獲得。川西は「県内で競い合うライバルなので、刺激になった」と力に変えた。

 大会1週間前に県チームの合宿を行い、最終選考も実施。ライバルの筑紫女学園高と北九州市立高勢が競う姿も中学生コンビの発奮につながった。若い力が競い合い、勝ち取った準優勝。長尾監督は「彼女たちが違う舞台でまた活躍してくれたら」とさらなる飛躍を期待した。(末継智章)

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