佐藤直、「縦振り」ラオウスイングに改良中

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 今季3年目を迎える佐藤直樹外野手(23)が、中堅のレギュラー奪取へ「ラオウスイング」に挑戦していることを明かした。社会人JR西日本の先輩で、昨季本塁打王を獲得して大ブレークしたオリックス・杉本を参考に「縦振り」をイメージしたスイングに改良中だ。16日は筑後のファーム施設で自主トレ。2020年のドラ1が残り1枠となった外野の定位置獲得に向け、課題の打撃向上へ汗を流している。

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 勝負の3年目に向け、佐藤直は筑後で黙々とバットを振り込んでいる。「テーマは打撃。秋にやってきたことをしっかり継続し、自分の形にできるように」。守備と足は一級品。1軍定着、レギュラー奪取の鍵はプロ2年間で無安打の打撃であるのは明白だ。

 ティー打撃では、丁寧に軌道を確認しながら打ち込んだ。「縦振りのイメージ。秋から縦振りでやる意識で取り組んで(全体的には)調子がいい」と明かす。V字を描くようにバットを振る「縦振り」。くしくも中堅のレギュラーを争う上林と同じキーワードを口にした。

 佐藤直の理想はJR西日本の先輩で、昨季オリックスの優勝に大きく貢献した本塁打王「ラオウ」杉本だ。32本塁打の長打力が注目された一方、打率もリーグ3位の3割1厘と安定感も発揮した。佐藤直は杉本の縦振りを、バットを内側から出してヒットゾーンに飛ばすイメージだと捉えている。「新しい感覚。(完成度は)いいときとまだちょっと…というときがある感じ」という。

 4~9日にはチームメートの高田と、人気ユーチューバー「ミノルマン」として活動する指導者、広畑実氏の野球塾に参加。体力強化と並行し、1日400~500スイングを繰り返して縦振りの感覚を体にしみこませてきた。

 昨季は1軍初出場を果たし、25試合で11打席に立ったものの、快音は聞かれなかった。ブレークを狙う今季、すでに藤本監督は右翼柳田、左翼栗原のレギュラーを明言。佐藤直は外野で残り1枠となった中堅を上林、真砂、柳町、新人の正木らと争う。

 激しい競争に臨むに当たり、杉本の台頭は刺激になる。入団から5年間で計9本塁打から6年目に本塁打王。「何かきっかけがあれば、チャンスはある」。新フォームを「きっかけ」に、佐藤直はチャンスをつかみ取る。(伊藤瀬里加)

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