東浜「そこは恥ずかしい」復活期す右腕がメカニック改造で4年ぶり完投に照準

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ソフトバンクの東浜巨投手(31)が18日、今季の完全復活を見据えて「8割投法」に挑戦していることを明かした。後半にスタミナ切れする反省を踏まえ、8割の力で最大限の出力が可能な新フォームを模索。4年ぶりの完投にも照準を合わせた。筑後のファーム施設で今年2度目のブルペン投球も行うなど、昨季は故障や新型コロナ感染で出遅れた2017年の最多勝右腕は着々と前進中だ。

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 タマスタ筑後に隣接するサブ球場で、東浜はフォームを丁寧に確かめながらキャッチボールを行った。その後、ブルペンで捕手を立たせて約30球。4勝で期待を裏切った昨季からの巻き返しを期す右腕は、区切りの10年目のキーワードに「省エネ」を挙げた。

 「最小限の力でマックスの球が投げられるようにしたい。それを今、模索しながらやっている」。新型コロナ感染や右肩不調などで出遅れ、14試合の登板にとどまった昨季は試合後半での失速を痛感。効率の良さと球威の両立を追求する。

 この日のキャッチボールでも左足の上げ方などで試行錯誤を重ねた。「一球一球全力で投げていたので、100球超えたくらいで落ちてしまう。8の力で投げ、10の力を出せるようになれば。極端なことをやって、そこから自分の体に合わせていく」と明かす。

 先発ローテを1年間守って、勝ち星を重ねることだけが目標ではない。「先発しているからには、そこ(完投なし)は恥ずかしく思わないといけない。最後の1、2回を任せてもらえるパフォーマンスを出さないと」。4年ぶりの完投への思いに自覚がにじんだ。

 昨年12月からタマスタ筑後の近くに宿を借りて練習を継続。思うように体を動かせなかった昨オフとは違い、今オフは徹底的に体を追い込めている。「ここ数年はマイナスを何とかゼロにしようとしていたけど、(今年は)ゼロからの上積みにフォーカスできている」と笑顔を見せた。

 この日のブルペン投球は今年2度目。15日から中2日で「しっかりと段階を踏めている」と納得の表情を見せた。「成果は実戦に入ってからが一番分かりやすいのかな。今はどう正解が出るか、楽しみな部分がある」。完全復活への階段を着実に上がっている。(伊藤瀬里加)

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