福岡にラグビー強化センター設置へ 日本協会が福岡市に要望の方針

西日本スポーツ 塩入 雄一郎 入江 剛史 小川 俊一

 日本ラグビー協会は、昨季で活動を終了したラグビーチームのコカ・コーラレッドスパークスが練習拠点としていた「さわやかスポーツ広場」(福岡市東区香椎浜ふ頭)に、日本代表の強化センターを設置する方針を固め、土地を所有する福岡市に賃借を要望する。市は「ラグビー王国・福岡」のジュニア世代の練習拠点としての活用を継続することも含め、センター設置の可否を検討する。

 協会は19日の理事会で計画を承認。岩渕健輔専務理事は理事会後に「ラグビー界にとって、どのような形での存続が望ましいか検討している」と述べた。福岡市の担当者は取材に「どうするか決まっていないが、良い話なので、十分検討したい」としている。

 広場は香椎パークポート緑地の一部で、約5万4000平方メートル。コカ・コーラ側が1999年から借り、「さわやかスポーツ広場」として利用を始めた。天然芝グラウンドを整備し、クラブハウスやトレーニングルームを建設、チームとして使用していた。

 関係者によると、協会はコカ・コーラ側に施設の譲渡を希望し、継続して使用できるように市に要望。強化センターが設置されれば日本代表が2023年ワールドカップ(W杯)フランス大会に向けて合宿を行う。男子15人制に限らず、女子の15人制や男女の7人制、各世代の日本代表の強化拠点となる計画という。

 福岡県は小学生らのジュニアチームの活動が活発で、高校でも東福岡を筆頭に強豪校がそろう「ラグビー王国」。さわやかスポーツ広場は小中高生の練習や試合会場としても利用されてきた。

 コカ・コーラの活動終了を受け、福岡県ラグビー協会と福岡市協会は「福岡、九州のラグビーの聖地として愛されているグラウンドを失うことはラグビー衰退につながりかねない」として署名を集めてきた。地元のジュニア世代の使用継続を近く市に求める予定という。(塩入雄一郎、入江剛史、小川俊一)

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