ソフトバンク「キューバトリオ」今週中にも来日へ コロナ禍苦境で朗報

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が22日、「キューバトリオ」の早期来日を熱望した。筑後のファーム施設で新人合同自主トレを視察した指揮官は、グラシアルがキューバの国内リーグに参加せず、来日が早まる可能性があるとした海外メディアの報道に反応。デスパイネモイネロを含めた3人が春季キャンプ中に合流することへの期待感を示した。コロナ禍でのチーム状況が深刻さを増す中、明るい光となりそうだ。

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 チームを襲う新型コロナの波は激しさを増している。球団は22日、板東と笠谷が陽性判定を受けたと発表。選手の感染者は計11人となった。藤本監督は今季からキャプテンを務める柳田や松田らについて、筑後でトレーニングを行うC組(3軍)でスタートさせる意向を示した。

 「隔離されるわけだから当然(調整は)遅れるし、焦らせてけがをされたら困る。(キャンプに)ギリギリ間に合わせるのではなく、準備を整えてもらって。第3クールくらいから実戦ができるくらいの形で入ってくれればと思っている」

 リーグ優勝と日本一奪還に向けた重要なキャンプを前につまずいた形だが悲観はしない。「この時期でよかったと捉えて。枠が空いた分、A組(1軍)には当然若い選手も入ってくる。チャンスと考えてほしい」。実戦練習を1クール分前倒しする計画は変えず、若手のアピールを期待する。

 明るい話題もある。一部の海外メディアはグラシアルがキューバ国内リーグに参加せず、来日を早めると報じた。藤本監督は「球団がそのようにやってくれたんじゃないか。通常は2月中旬ぐらいに来日しているけど、早めに来てくれるとなればありがたい」と声を弾ませた。

 デスパイネ、モイネロについても「グラシアルと同じような時期に来日できると聞いている」と言及。3人は早ければ今週中にも来日する方向で調整している。新型コロナの世界的な感染拡大を受け、12球団の外国人選手の動向はなお不透明な状況で、ソフトバンクもガルビス、チャトウッド、レイの3選手は来日が遅れる見通しだ。今季の契約については正式発表されていないものの、実績十分のキューバトリオが早期来日すれば、チームにとって大きな戦力増となる。

 球団の“コロナショック”は収まる気配はないが、指揮官は常に前向きだ。「ガルビスの映像を見たけど、なかなか日本(の野球)向き。変化球もついていけるし、ただ振るだけじゃない。チャトウッドも先発でそこそこやるんじゃないか。楽しみですよ」。できることをやる-。それがBクラスに終わった昨季の巻き返しにつながる第一歩だ。(長浜幸治)

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