千賀「ぶっちぎりキャリアハイ」宣言「絶対やり遂げる」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 「ぶっちぎりキャリアハイ」で有終の1年に!! ソフトバンクの千賀滉大投手(28)が23日、筑後のファーム施設で自主トレを公開し、3年ぶりの開幕投手に意欲を見せた。2018、19年と2年連続で開幕投手を務めたが、ここ2年は故障の影響で「定位置」を逃してきた。来季の米大リーグ挑戦を掲げる右腕は、開幕から圧倒的な投球を続け、最高の「ラストイヤー」を飾るつもりだ。

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 集大成の1年にするべく、千賀の言葉は自然と力がこもった。「今まで残してきた数字を大きく上書きするイメージでこのオフを過ごせたと思うし、僕の中では『マスト』と思っている。絶対にやり遂げたい」。右腕が目指すのは単なる「自分超え」ではなく、ぶっちぎりのキャリアハイだ。

 プロ11年間で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位の投手主要タイトルを全て手にしてきた。自己最高の勝利数は13(2017~19年)、奪三振数は227(19年)、防御率は2・16(20年)、勝率(13勝以上)は7割6分5厘(17年)。全部門の大幅更新は容易ではないが、実現すれば自身初の「投手4冠」や沢村賞も見えてくる。

 開幕からフルスロットルで走り抜けることが、最高のラストイヤーを飾る条件となる。自身3年ぶりの開幕投手については「目標にはなっていない」としつつも、「しっかり取り組んだ中でそうなればいい。その資格を得られるようにやっていきたい」とエースとしての責任をにじませた。

 ここ2年、開幕前に故障してシーズンを完走できなかった悔しさがある。今オフは沖縄・宮古島で体幹強化に時間を割き、けがをしない体づくりに重点を置いた。23日も筑後のファーム施設で約50メートルのキャッチボールを行い、力強い球を投げ込んだ。「順調に来ていることは間違いない」と自信がみなぎる。

 初めて自らの自主トレに加わった田中正には熱心にアドバイスした。「しっかり取り組まなければ駄目なんだなというところを誰かが感じ取ってくれたら良いんじゃないかな」。自らがチームを抜けた後も考え、後輩の成長にも一役買っている。

 順調ならば今季中に海外FA権を取得。来季の米大リーグ挑戦は「既定路線」ながら、まずは今季に集中する。「やらなきゃいけない立場の投手がしっかり投げることが勝つための条件」。圧倒的な成績でチームをリーグ優勝と日本一奪還に導き、最高の置き土産を残してみせる。(長浜幸治)

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