J1アビスパ福岡番記者は見た 宮崎キャンプ「順調な船出」と感じたわけ

西日本スポーツ 松田 達也

〈現場で見た〉

 J1アビスパ福岡が23日、宮崎市でキャンプをスタートした。J1残留からJ1定着につなげる今季も、長谷部茂利監督(50)のチームづくりが注目される。昨季は8人の外国人選手を含めたメンバーを柔軟に起用し、リーグ戦8位に導く手腕を発揮。昨季の戦力が多く残った今季、どのようなプラスアルファを生み出すのか。その第一歩を踏み出した現場を見た。

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 降りしきる雨の中でも笑顔が絶えない船出だった。2年連続のJ1での戦いに向け、宮崎キャンプ初日は活気にあふれていた。長谷部監督は「天気は雨でも、選手の顔色が良かった。いいキャンプになりそう」と目を細めた。

 2年続けてのコロナ禍でのキャンプイン。サポーターは練習場に入れない。感染状況の先行きも見通せない中、シーズン開幕まで1カ月を切った。2月5日の打ち上げまで、実戦と練習を通じて準備が進む。

 J1での戦い方が手探りの状態でスタートした昨年のキャンプと違い、今回は経験が備わっている。長谷部監督は「ゼロから始まるわけではない。50~60パーセントくらい(の下地)はある」と説明。主力が多く残留したことで“長谷部スタイル”は浸透している状況だ。金森も「昨年のベースを軸にして、よりいいものをつくりたい」と意気込んだ。

 長谷部監督は、今季の戦いについて「自分たちの色を強く出すこと。プラス得点力の向上。そこを高めたい」と強調した。攻守に連動するサッカーを継続しながら、昨季の42得点からの増加を目指す。

 初日の練習では、新加入のルキアン、田中らが笑顔を見せながら、チームメートとコミュニケーションを図っていた。田中が「本当に溶け込みやすいチーム」と喜ぶように、現有戦力との融合は順調のようだ。

 長谷部監督は「残りの30~40パーセントは難しい。新加入選手のコンビネーションを合わせ、積み重ねていく」と力を込めた。“神采配”再現に向け、完成度を100に近づけるためのキャンプが始まった。(松田達也)

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